2017年6月14日水曜日

中世ヨーロッパの騎士 (講談社学術文庫)

フランシス・ギース著 椎野淳訳
(カバー裏より抜粋) 騎士階級が、近代の中に朽ちていくまでを描く。

 騎士というと私はどうしてもゲーム、漫画でのイメージが強くて、だからこの文庫を見た時欲しくなってしまった。
 表紙に騎士のイラストがあるのですが、よくこの装備で馬に乗って戦えたものだと感心します。体を守るというのはわかるのですが、動きにくくないか??と聞きたい…。あと馬に乗ってないと結構間抜けにみえるのでは…等と。
 で、内容はゲームや漫画で理想化された騎士ではない現実が書かれています。騎士階級の始まりから黄昏まで。政治的に利用されたり(特に真面目な人が振り回されるのは…)、逆に報酬によって蓄財に走ったりと。現実は現実で面白いです。軽く歴史の好きな私程度の人にはお勧めです。