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2024年2月20日火曜日

カリオストロ伯爵(草思社文庫)

イアン・マカルマン著 藤田真利子訳
  (カバー裏より抜粋)錬金術師、医師、預言者、詐欺師、フリーメイソン会員と幾つもの顔を使い分け、〈理性と啓蒙の時代〉の18世紀を妖しく彩った男の生涯を追う。
 
 カリオストロ伯爵というと、いろいろな時代に現れる時を超越した人物、 小説、映像作品でも使い易い人物のイメージです。これを手に取ったのも怪しげな人物の実像を知りたいと思ったからです。
 
 読んでみてどうだったかというと、凄い成り上がり!!褒め言葉ですよ。どうやって病気治したの?? プラシーボ効果にしても限界があるだろうし。誰かが煽動してたの??それが一番の疑問です。
 他人を惹きつける魅力はあったのでしょうね。虚言癖と上昇志向の塊で口が旨い。フリーメーソン内でチマチマしていたら、王家を敵に回さなかったら、もう少しマシな最期だったのでしょうが、それが我慢できない人物。
 
 そしてマリーアントワネットの首飾り事件にも関わっていたのかー!!ジャンヌさんは有名人ですが、この女性もなかなか凄い!!
 
 カリオストロ伯爵の生誕の地が観光地になっていないことも驚きでした。これだけ有名人なら祭り上げそうだと思うのは日本人だから??かな。
 
 ちょっと思ったのは最愛の奥方セラフィーナ、他の男に差し出されたり愛人作ったり、でもカトリック教徒な女性。最後はカリオストロを裏切るのですが。カリオストロと知り合わなければ、貴族か裕福な庶民の愛人で終われただろうに…と思ってしまいました。

2020年11月27日金曜日

コクヨの結果を出すノート術 (知的生き方文庫)

 コクヨ株式会社 できる人のノートには、「型」がある!

 そろそろ来年が見えてきました。嘘みたいです。本屋さん、雑貨屋さんはスケジュール帳で賑わっています。この文庫は関連陳列されていました。

 毎年恒例ですが「今年こそスケジュール帳を知性的に、知性的に書きたい」とか思ってしまうのです。この文庫は「ノート術」ですが 参考になれば…と思い買いました。

 内容はコクヨの社員さんが仕事でノートをどのように使いこなしているかというものです。ノートのタイプ別に章が分けられています。方眼ノート、横罫ノート、無地ノート。ちなみに私は方眼タイプが多いです。

 そして様々な使いこなし術。うーん世界が違う。でも参考になる部分もありました。ペンの使い分けや拘りもありますねー。紙の質とか、あー分かるなー。付箋の使いこなしというか、好きなように使ってる感じがいい!!

 うん、頑張ってノートを使いこなそう!!

2020年5月22日金曜日

奴隷のしつけ方 (ちくま文庫)

マルクス・シドニウス・ファルクス著 橘明美訳
(カバー裏より抜粋)古代ローマの奴隷制度から現代日本の問題が見えてくる知的エンターテインメント。

 と裏表紙には書いてありますが、別に知的ではありませんからご安心を。内容は難しくありません。テルマエ・ロマエと同じような感じと思ってもらえればいいと思います。私はパラっと立ち読みして「ローマの奴隷の生活が書いてあるのかな?面白そう」で買いました。あ、本書の最初でネタバレしてありますが、これは現代人がローマ人に成り済まして書いています。

 内容はローマの金持ちの語り部が奴隷の扱い方についてあれこれ述べています。始めは面白く読んでいたのですが、途中で飽きてきたかな…。途中に入る解説は緩衝剤となっていると思います。

 あと解説の栗原康氏は…ちょっと浮いてる感しますね…。

2018年7月3日火曜日

ゆるい生活 (朝日文庫)

群ようこ著
(カバー裏より抜粋)ある日突然めまいに襲われ、訪れた「漢方薬局」。ここから漢方薬を飲むだけでは終わらない、我慢と忍耐の暮らしが始まる。

 このエッセイを著者が書いた頃と年代が近いので買ってみました。時々この手の作品を買いたくなります。心が疲れているのかも…。
 内容は漢方薬局でのやりとり、注意された事を守りながらの生活が描かれています。正直「私には無理ー」な内容。いやー全然ゆるくないけど…。でも楽しそうに描かれているので、ちょっといいなーとも思ったり。でも漢方薬局…高そうだなー。
 面白いなーと思ったのは、受験生を合格させる為に漢方薬局訪れたり(いや勉強できる環境整えて勉強させるのが普通では??)、家事をする必要のない奥さんの指が腫れた話(指を使わな過ぎて)等々。あるある話も多くて、寒くてもファッション優先で冷え性になる女性、お受験したいけど多動性でじっとしていられない子供、痩せてるのにまだ痩せたい女性、食事制限はいや、でも痩せたい女性等々。あるあるだから興味深く読んでしまいます。
 これを読んで、下着のパンツをお臍までのBBAパンツに変えようかと思ってしまった。多分もうしばらくは変えませんが。
 ただ、ここに書かれている事を鵜呑みにするのは危険です。著者も書いてみえますが、体質、生活状況は個々で違いますから。著者ば座業です。私のような肉体労働者が同じ事をしたら、間違いなく熱中症で倒れます。でも甘いものを減らす等は真似していいかも。

 私と同年代の方向けです。読み物としても面白いです。著者のエッセイは読み易くて面白い。ちょっと生活を見つめ直すのにはいいかもしれません。

2018年6月26日火曜日

ホームズと推理小説の時代 (ちくま学芸文庫)

中尾真理著
(カバー裏より抜粋) イギリス、アメリカ、そして日本の推理小説を概観し、正当な評価を与えるべく英文学者、愛好家の視点から考察する。

 正直言いますと、ホームズは大して読んではいないのです。どちらかというとクリスティが好きかな。マープルとかポアロとか。でも推理小説への興味というか歴史には関心があるので購入してみました。
 ホームズ関連の話は面白いです。意外だったのは本当に推理小説といえるものが少ないということ。でも、そんなことは関係なく読ませる魅力があるのでしょうね。ただ復活に関しては、今時の漫画をパターンを思い出して「昔からあるんだー」と笑いました。ホームズは今もドラマ・映画になっています。それだけの魅力があるのですね。私はエレメンタリーホームズ&ワトソンが好きです。そしてホームズの設定は大概変わり者、ワトソンは愚鈍で率直な常識人。
 ホームズの話だけではなく、ホームズ以前の推理小説…ポーについて、ホームズの影響を受けている推理小説、様々な視点で語られています。日本の推理小説の歴史も述べられています。
 ホームズをメインにおいて推理小説全般について語られています。推理小説自体にちょっと関心があるという方でも楽しめると思います。

2018年5月4日金曜日

監督小津安二郎 (ちくま学芸文庫)

蓮貫重彦著
 (カバー裏より抜粋) 人々がとらわれている小津的ななるものの神話から瞳を解き放ち、その映画の魅力の真の動因に迫る画期的著作。

 実は私は小津監督の映画は観た事がありません。私の観ているDVDのタイトルを観て頂いたら理由は分かると思います。難しい映画は無理。それなのになぜこの著作を買ったのか?というと、難しそうな映画への憧れかな?もしかしたら観てみようかと思うきっかけになるかもと思いまして。

 内容は様々な観点から小津映画を考えてみるみたいな感じです。第一章の「否定すること」では常に否定…褒める場合も否定から入る…通常の映画(通常という言い方も変ですね)のあり方から小津映画を観ると…みたいな。私のような素人でも納得することが綴られています。納得しても理解は難しい内容です。私の印象では有名な小津映画は箱庭的?のように思いました。

 映画(アイドル映画とかハリウッド大作のみが好きな人は止めたほうがいい)に興味ある方は読んで損は無いと思います。で、小津映画を観てみようと思ったか?というと…多分退屈してしまいそうなので無理です。

2018年1月9日火曜日

明日は舞踏会 (中公文庫)

鹿島茂著
(カバー裏より抜粋) フロベール、バルザックなどの作品を題材に当時の女性たちの夢と現実を鮮やかに活写。

 女の子の憧れの世界ですよ!!舞踏会!!王子様!!その華やかな世界の舞台裏は?…寄宿舎で生涯を過ごす貴族女性は多かったのでは?どうなのでしょうね。既婚の貴族女性が多産とは思えませんし、死産・夭折も多かったでしょう。生き残って舞踏会に立った勝ち組女性の人生を時代背景とともに軽い感じで紹介されています。 
 主人公は二人。勝ち組街道まっしぐら、母親は社交界の女王であるルイーズ。その親友のルネは政略結婚で年寄りの旦那と地味ながら堅実な生活。その理由や貴族女性の現実。どうしても華やかなルイーズの生活が中心となります。華やかなルイーズの生活を手紙で読むルネ。私なら無理。 
 読み易くて軽く楽しめる内容です。フロベール、バルザックは読んだ事はありませんが(ちょっと苦手分野)、読んだ気にさせてくれます。

 そしてこの本の何よりの魅力は挿絵です。文庫ではなくて書籍で買ったほうが良い著作かだと思います。どうしても舞踏会、お姫様ドレスというとディズニーのシンデレラ、白雪目のイメージが強いのですが、実際は意外と靴がしっかりみえているタイプもあります。そして、ヘアスタイルの多様な事。ドレスより頭のほうがスゴい。挿絵だけでも十分楽しめると思います。お姫様好きな方はぜひ。

2017年12月19日火曜日

書店不屈宣言 (ちくま文庫)

田口久美子著
(カバー裏より抜粋) 1973年に書店員としての人生をスタートし、現在も副店長という立場で現場に立ち続けている書店ドキュメント。

 とりあえず著者が自民党とAmazonが嫌いなのはよくわかったww 村上春樹が大好きなのもよくわかった。
 私は本屋は好きなのでこの本を購入したのだけど、何だか思っていた内容と違っていて私にとっては「失敗」。こういうエッセイで政治色の強いものは嫌いなんですよ。
 内容は本屋のコーナー、棚作り等に関して、書店の過去から現在、出版社との関わり、Amazonへの恨み言です。私は田舎住まい、本屋さんは遠出しないと無い地域だったので、Amazon、その他のネット書店の存在に本当に助けられました。また本屋さんで取り寄せ注文を頼むと露骨に嫌な顔されましたから。あと、取り寄せできない(多分取り次ぎの関係だと思う)と断られることもありました。ですから、Amazonへの恨み言に「なんかなー。Amazonもアレな企業だけど、昔の書店自体の殿様商売にも問題なかったの??」と思うところ多いです。あと絵本に対する軽視…にはビックリです。あれほどブックデザインが求められる存在はないと思うのですが。
 あくまで書店視点で「私たち頑張ってるのよ」で、客からの視点が欠けている。もっとも元々考慮しないという前提だったのかもしれません。読んでいて上から視線過ぎて不快を感じるところもあります。話があちこちとんでいて読みづらい部分もあり。
 へー、と思うところもありました。本屋で実物見てネットで注文する人とか。これは不思議。欲しい本が目の前にあったらすぐ読みたいからその場で買うものだと思っていました。時代は変わったなー。

2017年12月5日火曜日

死の舞踏 (ちくま文庫)

スティーヴン・キング著 安野玲訳
(カバー裏より抜粋) 40年以上にわたってモダン・ホラー界に君臨するスティーヴン・キングのノンフィクション大作、待望の復刊!

 スティーヴン・キング…小説はアンソロジーに掲載されていた作品を読んだくらいです。私には映画の原作者という印象が強い。特にスプラッタ…。だから小説も読むのに躊躇してしまって。でもホラー自体は好きです。ですから本屋でこの本をパラッと見て「面白そう。小説ではないからグロはないだろうし」。厚みはあります。お値段も文庫としてはお高い。筑摩はお高いのが多いから仕方ありません。

 内容は多種多彩なホラー(人によってはミステリー、ファンタジー、SFに分類するものも含まれる) の解説・論評です。映画あり小説ありTVドラマあり。プロはさすがにいろいろ観たり読んだりしているなと感心しかり。興味のある書籍などでてきたのですが、さすがに絶版ばかりなのは哀しい。
 観た事のある映画、読んだ事のある小説に対して述べられている事は興味深く、もう一度読んでみようかと思いました。特にネジの回転、丘の屋敷。丘の屋敷が映画化されたTHE HAUNTINGたたり(観ているのに感想書いてないな。そのうち観直して書こう)は大好きで、読み直したくなりました。そしてこの本自体ももう一度読みたい。ただ厚みがあるので中々読み切れない、新しい本も読みたい、本好きにはあるあるな悩みですね。
 とにかく面白いエッセイで、ホラー(SF好きな人もOKかも) が好きな人にはお勧めです。若い人には古い映画・小説が多いかもしれません。私と近い年代の人にはいいかもです。

2017年4月20日木曜日

怪書探訪 (東洋経済新報社)

古書山たかし著

 古本をこよなく愛する著者による古書の紹介本です。あ、ブックオフなどで手に入るタイプの本ではありません。前半は古書の世界で有名なー一般人には縁のないー内容はZ級、だがその凄さで有名な古書の紹介です。値段は恐らく一般人では手が出ないと思われます。恐らく手に入って読んだとしてもつまらなくて後悔するでしょう。面白おかしく紹介されたあらすじを読んで「うわーこんな本あるんだ」と楽しんでおくのが一番です。それをさせてくれるのがこの著作。奥深さの一端が垣間見えます。それにしても古本集めの人って凄い…。私も本好きの端くれで、絶版本に涙する事が多いのですが、古本で探し抜く、そして大枚を叩く事はできない…。
 後半第一部は有名作家がこんな本を!!え、こんな本出していたのかをお楽しみ下さい。尾崎紅葉、カントまで出てきます。桃太郎の続編があったなんて初めて知りました。カチカチ山の続編とか…。

 個人的には前半のほうが面白いです。著者の愛が感じられます。後半も面白いけど。好みの問題かもしれません。

2017年1月8日日曜日

妖怪の理 妖怪の檻 (角川文庫)

京極夏彦著
 (カバー裏より抜粋) 妖怪を愛し、数多くの妖怪小説ほ生み出してきた著者が、深く愉しく、縦横無尽に「"妖怪"とは何なのか?」を解き明かす。

 妖怪というと私の頭に浮かぶのは漫画、アニメです。おばさんなのでどうしても水木しげるのイメージは強いです。映画だと「妖怪大戦争」とか古い化け猫の映画等々。さて、この文庫本、すごく真面目に妖怪について論じてみえます。「民俗学」「柳田国男」は重要なキーワード。私が知らなかった事は本来「妖怪」とは物、者ではなくて事だということ。うーん柳田国男の著書もそこそこ読んでいるのですが、気にした事なかった…←底が浅い、きちんと読んでいない…。あと幽霊の扱いの微妙さ。私は幽霊と妖怪は別物と考えていたので、ちょっと「ええっ」みたいなところもありました。妖怪の扱いの歴史、成り立ち、有名な著書の紹介、興味深いです。キャラクターの造形についてはちょっと退屈でしたが。

 怪談等に興味を持っていて、詳しく知りたいけど初めから民俗学は…な人向けです。 現在の子供に人気の妖怪の筆頭はジバニャンですが、この著書的には妖怪には入らないようですww 当たり前か。

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2016年7月24日日曜日

吉兆味ばなし (暮しの手帖社)

湯木貞一著

 著者の湯木貞一氏は料理屋「吉兆」の創始者です。私の年代で「吉兆」と聞くと「賞味期限偽造」「食べ残しの使い回し」事件の印象が強いですね。著者が亡くなった後の事ですが、草葉の陰で嘆いてみえたでしょう。この著書(というか氏へのインタビューをまとめている) では氏の料理への真摯な姿勢がとてもよく現れています。

 この著作は一種の料理本です。季節の食材を取り上げ、料理屋での料理から家庭での料理まで、氏の経験からどのようにしたら食材が生きるか、美味しいかを描いてみえます。意外かもしれませんが、家庭向けの料理だと味の素がよく出てきます。家庭では一手間は加えるけれど、できるだけ簡単に美味しくと考えてみえたようです。ただし、これは今の時代の家庭料理としては難易度高し!!今は鶏肉屋さんはないですし、魚は家でさばく事は余りないのでは?でも参考にできる部分は多いですし、何より食への姿勢に敬服してしまいます。

 料理本とはいってもインタビュー集ですので、読み物としても十分な面白さです。ちょっと変わった料理本を読みたい方、将来料理に関わる仕事に就きたい方にはお勧めの一冊です。

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2016年4月23日土曜日

特技監督 中野昭慶 (ワイズ出版)

中野昭慶・染谷勝樹著
(カバー裏より抜粋) 日本特撮映画史上にその名を残す中野昭慶監督の世界を、作品ごとにインタビューし解説した、特撮ファン必読の書『特技監督中野昭慶』を再編集

 中野昭慶監督へのインタビュー集。私はおたく、マニアではないけど、さすがにその名前は知っている有名監督。『爆発の昭ちゃん』だったかな、派手な爆発シーンの監督というイメージを持っていた。特撮というとゴジラ・ウルトラマンなどを筆頭にした怪獣映画というイメージだけれど、一般映画・ドラマ(という言い方も変だけど) でも活躍している。…ということをこれを読んで知った。考えてみれば当たり前なんだけど、全然頭に浮かばなかった。あと、ディズニーランド等のアトラクションや舞台にも関わってみえるとか。奥が深い。特撮映画は観ていなくてもタイトルはある程度知ってるかな私、とか思っていたけど、まだまだひよこでした。とにかく特撮…映画を観せることに対するこだわり、リアリティに対する考えなど、非常に興味深いインタビューです。映画の裏側も面白い。特撮にちょっと興味あるという方も全然OK。お勧めします。

2015年6月27日土曜日

旅するように読んだ本 (ちくま文庫)

宮田珠己著
 (カバー裏より抜粋) 旅と同じ目線で読書をする。本を読むのと同じ目線で旅をする。これが宮田スタイル。
 本屋さんで何気なく買った本ですが、うおー、本の趣味が近い!!元々あらすじなどの内容を取り出した批評本…みたいなものは好きなので、これは本の趣味が合っていますし、楽しく読めました。マニアックな本の独自な視点を、著者のまた独自な視点で読み解くといった感じでしょうか。学術系の本だって、自分なりに楽しく読めたらそれでいいんだよ、と言ってくれているよう。本屋さんでタイトルを見たことのある本などは「こういう内容だったのか…」と次に見かけたら買ってしまいそうです。ミチオ・カクさん、本も執筆されていたんだ。ヒストリーチャンネルなどで以前よく見かけたけど、うさん臭い人かと思っていました。ごめんなさい。ちゃんとした科学者だったんだ。

2015年6月23日火曜日

痕跡本の世界 (ちくま文庫)

古沢和宏著
 (カバー裏より抜粋) 古本の中には、元の持ち主によるメモ、付箋などが残っていたり、手紙や写真が挟まっているものがある。

 本屋でタイトルを見て手に取り、ちょっと読んでみて「あるあるある」と共感するところがあり買ってみました。私はたまに古本を購入しますが、そんなとき書き込みや意味不明なメモに出会うことがあります。古本を買われる方なら一度は経験されているのでは?私が一番印象に残っている痕跡は講談社学術文庫「西洋哲学史」に勉強したのであろう多数のラインとともになぜか「チ○○」の書き込み…。きっと前の持ち主は疲れていたのでしょう。そんな様々な痕跡から、著者が妄想を爆発させている本です。コンセプトはとても面白いです。でも、前半妄想が独りよがりというか今ひとつ面白みがない…。だけど第3章に入り俄然面白くなりました。本のカスタマイズとか全然考えも付かなかったし、正直やりたいとは思えないのですが、それを見る分にはとても面白い。その他様々なかたちが紹介されていました。考現学などが好きな方にお勧めします。

2015年1月28日水曜日

美術手帖11月号増刊「特集トーベ・ヤンソン」

 あー買ってしまった…。内容はよくあるものです。それほど新鮮味はありません。イラスト・写真多めです。トゥーリッキさんのことをはっきりパートナーと書いてあるのは新鮮でした。私の読んだ本ではっきり書いてあったのはこの雑誌が初めてだったので。ファンにはこういう本や雑誌は何冊あってもいいものだと思います。
「黒いムーミントロール」の複製画が欲しい…。

2015年1月20日火曜日

美術手帖2014/11月号 ティム・バートンの世界へ、ようこそ!

世界ツアー展がついに日本上陸!ティム・バートン インタビュー

 はい、ティム・バートン目当てです。表紙はティム・バートン、広告・目次があって編集長のティム・バートン特集の挨拶…まではOK。で、いよいよ…って何で関わりのないアーチストの作品が6ページも続くの??そしてやっと本編。本当にこういうのが嫌。ご本人や関係者のインタビューはよかった。関係ある建築物、作品、特に影響を受けた作品…本人のインタビューで出てきた「怪獣第戦争」が載ってないの?…やエドワード・ホッパーの「線路わきの家」これは欲しくなった。ティム・バートンの世界は楽しい。私の大好きな「マーズ・アタック」にこんな深い意味を捉えることもできるんだ。でも、セバスチャンいらない。何か自分の作品のアピールばっか。つまんない。
 他の特集もザッと読んだけど、興味引いたのは「ホドラー」という画家の作品くらいかな。好きなタイプの絵。
 私はアートや芸術に興味のないのでこういう感想になりました。

2014年9月1日月曜日

スクラップ帖のつくりかた

杉浦さやか著

 ちょっと毛色の違う本…でいいのか??スクラップ帖の作り方というか、著者が作っているスクラップ帖の紹介ですね。たまーに何となく手に取って読んでいます。私はまめではないので著者の真似はできない。でも、いろいろノートを作る、書き込む時の参考になります。正直羨ましー。とても楽しそうで。とても可愛い本です。

2014年5月7日水曜日

にょっ記 (文春文庫)

穂村弘著
 歌人穂村弘の日記。体の力を抜いて穂村ワールドを楽しもう!

 穂村弘氏は歌人である。言葉のプロである。彼のエッセイの類いはとても面白い。この日記も面白い。難しいことは考えずに、ただただ楽しもう。

2014年2月21日金曜日

過去カラ来タ未来 (パーソナルメディア)

アイザック・アシモフ著 監修:石ノ森章太郎

 無名のイラストレータージャン・マルク・コテのカード作品を、アイザック・アシモフが解説している体裁をとったイラスト集。日本版のタイトルが中々良い。序章でアイザック・アシモフが "楽しい空想を描いたイラストレーターを大いに讃えようではないか" と述べているが、本文ではひたすら突っ込みまくりである。ちょっとイラストレーターが気の毒になってしまう。でも、それがアシモフの愛なのだろう。ま、ちょっとプロペラが回ってなくても、空中で停まっていても、水中でドレスを着こなしていてもいいじゃないか。あとp59の "ピルのディナー" (避妊薬ではなくサプリメント全般のこと) に関しては、行き過ぎたダイエットしている人はこの食事やっているのでは??という気がする。p65の "勉強詰め込み機" は昔懐かしい睡眠学習を思い出してしまった。こういうイラスト集は眺めるのが楽しくて仕方ない。