2011年4月29日金曜日

今日の積ん読

太郎誕生 岡本太郎の宇宙2 ちくま学芸文庫
柳宗悦コレクション3 こころ ちくま学芸文庫 

 積ん読用の本棚が満タンになってしまった。あと一冊、岩波文庫の復刊で欲しいのがあるのだが…。前に「断捨離」のこと書いたけど、無駄な時間の断捨離は必要かも…。無駄な時間も必要だとは思うのだけれど、無駄が多すぎで。

現在の積ん読 本:200冊 DVD:110枚

フランス文学案内 (岩波文庫)

渡辺一夫・鈴木力衛著
フランス語の歴史から始まり、フランス文学の歴史を語る。

 フランス語の成り立ちから始まり、文学の歴史へ。私程度で知っている作品、作者が次々と語られている。個々の著者、作品自体が深く語られているわけではないが、素人が知識として知るには十分なレベルだと思う。フランス文学への入り口といっていいかも。読み物としても十分楽しめる。ただし、この分野に精通している人には物足りないと思う。

2011年4月9日土曜日

キルヒャーの世界図鑑 (工作舎)

ジョスリン・ゴドウィン著 川島昭夫訳
 アタナウス・キルヒャーの思い描いた世界。

 挿入されているイラストレーションに惹かれて購入。ざっと立ち読みした時内容についていけるか不安だったけど、通読してみると意外と分かり易かった。著者はキリスト教バンザイの人なのだけれど、読んでいるとどうも神秘主義の臭いがプンプン。異端ギリギリのラインにいるような気がするけど。でも、その辺りがこの作品の魅力だと思う。キリスト教への結びつけかたが面白い。ある意味筋が通っているようで、むちゃくちゃで。そして、未知の世界への興味。中国に関連したイラストは見ていて楽しい。やっぱり内容よりイラストがよかったかな。

2011年4月5日火曜日

今日の積ん読

伝統との対決 岡本太郎の宇宙3 ちくま学芸文庫
対極と爆発 岡本太郎の宇宙1 ちくま学芸文庫
マゼラン 最初の世界一周航海 岩波文庫
孤猿随筆 柳田国男 岩波文庫
キルヒャーの世界図鑑 ジョスリン・ゴドウィン 工作舎
謎の円盤 UFO DVD

 あー、本屋には近づいてはダメだ。買う予定なかったのに…。岡本太郎はちょっと立ち読みして何か面白そうだったのでつい…。しかし、なぜ2を飛ばして3が先??2は4月刊行予定。柳田国男先生も苦手なのに…。工作舎の本、読めるのか?私??内容より図がたくさんあって好みだったので買った。 

現在の積ん読 本:200冊 DVD:110枚

アラマタ美術誌 (新書館)

荒俣宏著
荒俣氏の描く、美術の歴史。

 荒俣氏の美術史、とても分かり易く楽しめる一冊。本当に博識な人だなあ。本職は小説家だったよね。章ごとのテーマに、日本の美術とその他の国の美術との比較がなされている。「カゲ」に「鏝絵」に「バサラ大名」。テーマから大きな広がりをみせてくれます。気になったのは神社の話。木材にみえるけど、中身はコンクリート??知らなかった…。あと、日本の美術が西洋美術に触れて太りだしたこと…。p165辺りは気持ち悪いのだが…。逆に西洋美術は痩せだしたとか。現代は両方とも痩せているように思うけど。美容整形がかなり古い時代から行われていたことにも驚いた。なぜ現代のアメリカで美容整形に抵抗がなくなってきたのか、分かり易く説明してある。欧米はキリスト教の影響、本当に強いと改めて感じた。この一冊通して、欧米は必ずキリスト教がテーマの底に置かれているから。