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2011年8月12日金曜日

ディスコルシ「ローマ史」論 (ちくま学芸文庫)

マキャヴェッリ著 永井三明訳
群雄割拠のルネッサンス期。フィレンツェがかなり危うい時代。生き残るための方策をローマ帝国に求めた。

 ちょーとローマを持ち上げ過ぎではないか??という気がする。かなり美化されているような。そして、笑える位綺麗事。正論だとは思うけど…ちょっと変と思う部分もあったが。で、フィレンツェには厳しい。ダメダメの国のように書かれている…実際この時代のフィレンツェはそうだったようだけれど。
 私がこの作品で優れていると思った面は、大衆の描かれかた。国、時代が違えど、大衆のやる事考える事は大して変わらないな…と。よく日本人は集団になると集団としての思考に流されるようなことを言われるけど、ローマ、フィレンツェの大衆も同じじゃないの。

2011年6月21日火曜日

伝統との対決 岡本太郎の宇宙3 (ちくま学芸文庫)

岡本太郎著
岡本太郎が伝統と切る!! 

 読んでいて気持ちいい。何だかすっきり。 著者の哲学がよくわかるし、筋が通っていると思う。京都に関してはかなり同意。著者は決して伝統を軽んじているわけではないと思う。ただ、新たな伝統…というか新しい動きを押さえつけ壊してしまう癌となっている集団、何ていうのかな、個人個人はいろいろ考えが持っていても、集団となると集団に流されてしまう存在達に対する批判。現在はどういう状況なのだろう。しかし「伝統」という言葉が新しいとは知らなかった。
 日本の伝統で、庭園について述べられている。登場する庭園で見たことのある庭はあるのだけれど、考えてみると印象薄い。ま、修学旅行生の余りの多さに鑑賞どころではなかったというのが本音だけど。