2011年5月24日火曜日

今日の積ん読

日本の最深部へ 岡本太郎の宇宙4 ちくま学芸文庫
桶物語・書物戦争 スウィフト 岩波文庫
HOT FUZZ ホットファズ エドガー・ライト監督 ユニバーサル
ショーン・オブ・ザ・デッド エドガー・ライト監督 ユニバーサル

 買う量が減った。だが読む量も減っているので、結果積ん読が増えていく…。生活に余裕が欲しい今日この頃。生活ではなく心の余裕かな…。

 現在の積ん読 本:200冊 DVD:112枚

2011年5月17日火曜日

ドイツ文学案内 (岩波文庫)

手塚富雄・神品芳夫著
ドイツ文学の歴史。近代の作品、作家についても述べられている。
 
 ドイツ文学は中世から語られている。一番ページを割かれているのは当然ゲーテ。一般にもドイツ文学と言えばゲーテだよね。他はシラーにもページを割かれている。ただ、やはり一般向けで、既にゲーテ、その周辺の作家について詳しい方には価値がないかも。近代文学も語られているのはよかった。恥ずかしながら、私はこれを読んでやっと自分がルターとルソーを混乱させていることに気がついた。
 私として残念なのは、著者自身の思想が折込まれていること。思想を持つことは個人の問題だからいいんだけれど、こんなとこでどさくさにまぎれて語るなよ、といった印象を持った。あとがきにはわざとそうしているとは書かれているのだけれど、どうも引掛かってしまった。

2011年5月6日金曜日

ギリシア・ローマ古典文学案内 (岩波文庫)

高津春繁・斎藤忍随 著
西洋の文学の基礎であるギリシア・ローマ文学。その成り立ちを紐解いていく。

 紀元前ですよ、その時点で文字を持ち、叙情詩が口伝とはいえ存在し、今なお断片とはいえ伝えられている。ギリシャって凄い国だったんだ。…今は非常に残念になっているけど。
 ホメーロスが代表的な叙情詩に始まり、やがて舞台へと移り演劇へ。もちろんソクラテス、プラトーンに代表される哲学についても綴られている。そしてギリシャの影響を受けたローマ文学へ。他の有名どころも語られている。私程度で知っている人物や作品が多いので、臆することなし。十分楽しめます。ギリシャ・ローマに思いを馳せてみませんか。