2022年11月1日火曜日

ボルヘス怪奇譚集(河出文庫)

ホルヘ・ルイス・ボルヘス著 柳瀬尚紀訳
 (カバー裏より抜粋)古今東西の書物から選び抜かれた92の短くて途方もない話。
 
 ある物語から、その一部を抜き取ったら、全く違う味わいのある短い短い物語となる。私も大元を読んだことのある作品から抜かれたものもありましたが、イメージさせられるのは元の作品とは別のもの。新しい別の作品となってしまうのです。面白いですよね。あ、ボルヘスの創作もあります。
 
 解説は「眠れない夜に」と題されているのですが(これを読むと眠れなくなるから、どうせなら眠れない夜に)、私は眠りに誘われます。感じ方の違いかな。短い話の連続で感じるままに…で眠れるけど。あまり物事を考えたくない時に読むのが、ちょうど良い感じなのですが、どうでしょうね。