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2018年7月27日金曜日

ポンド氏の逆襲 (創元推理文庫)

G.K.チェスタトン著 南條竹則訳
(カバー裏より抜粋) 逆説の法則にさえ逆説的に挑戦するポンド氏が語る、論理的かつ意外な真相。

 逆説というか会話に於ける説明不足では?と思ってしまった私は、きっとバカなのです。ちゃんと筋道通して話せば理解できる事を難しく言ってる、としか読めなかった…。いや、推理小説としては面白かったですキャラクターは立っていますし、主人公のポンド氏より、脇役が良いです。ガヘガン、エイサ・スミス、ヴァイオレット・ヴァーニー、特に女性二人は出番少ないのに、印象強いです。実際に周囲にいたら嫌な人物ですが。ウェットンの影の薄さには涙。
 語り手はどういう人物なのか?あまりよく分かりませんでした。そこは重要ではないのかもしれません。
 どうも個人的に逆説に引っ掛かってしまったこと、ポンド氏の魅力が私には今一つでした。ただ、推理小説としては面白いですし、チェスタトンの作品ですから、気にかかる方はどうぞ。

2016年5月20日金曜日

ポーに捧げる20の物語 (ハヤカワ文庫)

スチュワート・M・カミンスキー編 延原泰子訳
(カバー裏より抜粋) ボー生誕200周年記念アンソロジー。ホラーやユーモア・ミステリ などヴァラエティ豊かな20篇を収録。

 エドガー・アラン・ポーの作品やポー自身をテーマにした作品を集めた短篇集。ポーの作品を知らなくても読める…とはちょっと言い難いかな。「黒猫」あたりは知っている人も多いだろうけど。探偵ものの祖といわれていますし、彼の作品を元にした映画も多く作られています。ちょっと読んでみても面白いと思います。創元推理文庫から作品集が出ていますので、興味を持たれたらぜひ。
 で、この短篇集。実は始め通しで読んだ時は「イマイチ」。そういう時はひと月以上寝かせてから再度読みます。それでダメなら「さようなら」古本屋へ。この短篇集は2回目は面白く読めました。理由はわかりません。もちろん個々の作品により好き嫌いはありますが。で、今回のお気に入り「告げ口ごろごろ」祖母の財産を狙う孫が、祖母を恐怖に陥れて発狂死を狙う…ものの大失敗、そこまではお笑いだけれども、孫は少しずつ…。 「ネヴァーモア」これは静かな作品。ポーの作品を作中に用いた形。死に向かう父との誤解を解き寄り添う息子…。っていうか、父が浮気したように誤解を与えて育てた母親サイテーとかそっちに思考が行ってしまった…。「エミリーの時代」エミリー逃げてー、な作品。自己肥大した教授とその投影である猫ピージーの物語…。「告げ口ペースメーカー」告げ口心臓のパロディ…オマージュ??主人公の狂気が面白い。他も面白い作品が揃っています。ただしポーの作品ではありませんので、それを念頭に置いて興味を持たれた方はご一読下さい。
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2012年7月27日金曜日

ポワロの事件簿1・2 (創元推理文庫)

アガサ・クリスティ著 厚木淳訳
(P1より抜粋) ホームズと並んで世界的に有名な小さなベルギー人エルキュール・ポワロの活躍する短篇は、いずれ劣らぬ粒ぞろいの傑作集。

 ずっと名前は知っていたのだけれど…というキャラ。こういう性格設定だったのか。悪くない。ちょっと鼻につく位のキャラは、創作の世界ならOK。実生活では嫌だけど。短編なので、推理小説が苦手な人でも気楽に構えず楽しめると思う。ホームズとはまた違った魅力がある。うまくいえないけど、広い世界の中をうろうろする作品より、一つの箱庭の中で起こる事件タイプが面白いと思った。