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2019年1月1日火曜日

アガサ・クリスティー完全攻略 (ハヤカワ文庫)

霜月蒼著
(カバー裏より抜粋)1册でクリスティー100作を網羅した傑作評論集。

 裏面の内容通りの評論集です。私はクリスティーは有名どころしか読んではいないライトファンです。というか作品多過ぎて読み切れません。本屋でこの評論集を見掛けて衝動買いしてしまいました。今まで読んだ以外でどれを読むべきかの参考になるかな?と思いまして。

 もう少し各作品のあらすじを詳しく載せて欲しかったかな。あと黒塗りはどうよ??あれは読む気が失せる。(著者がネタバレになると考えた部分が黒塗りにされてある。後のページで黒塗りの部分が分かるようにはなっています) それなら軽いネタバレ有りでも良くない??とか思いました。が、推理ものだと知りたくない人も多いでしょうから…難しいなー。とにかく黒塗りは止めて欲しい。

 どうしてもネタバレを避けているので、内容の上っ面を掬っている感じが否めない。今ひとつクリスティーの面白さが伝わらない。
 あと著者は短篇に苦言を呈してみえますが、私みたいに短篇面白いみたいな者もおります。個人の元々の嗜好もあります。クリスティーの著作を読んだことのない方には参考になるとは思いますが、参考程度にですね。

2010年2月15日月曜日

SF雑誌の歴史 パルプ雑誌の饗宴 (東京創元社 KEY LIBRARY)

マイク・アシュリー著 牧眞司訳
 SF雑誌の編集者、著者、作品、雑誌の歴史について。1900〜1950年代までが述べられており、アシモフ、ハインラインなど有名人も登場している。本の表紙も多く挿入されている。

 時代は変われど出版業界は変わらない…読者も変わってない。成功した雑誌があれば二匹目のドジョウ狙い、乱発、質の低下。読者もそれに引きずられていく。もちろん私もそうした読者の一人である事は自覚している。
  あまりSFの事は知らないのだが、とても楽しく読めた。で、どうなったの? と引っ張ってくれる。雑誌の運命が中心だが、編集者にも重きが置かれている。
面白いと思ったのは、「シェイバー・ミステリー」。なんというムー…。こんな事があったんだ。細木和子氏、宜保愛子氏、インドで手から粉出していた人とかを、もっとカルトにしてしまった感じ、いや血液占いを過激にした状況かな。こういうのはお遊びとしては楽しいのだが。
  あとガーンズバック氏、著者は持ち上げているけど、金の亡者のように受け取れる。功績は理解できるし凄い人なのだが、ちょっと金に汚すぎる印象を受けた。
 で、P82の「ぺちゃんこの胸をした、乗馬姿の女性にうんざり」、P171「さまざまなきわどいポーズのヌードだ〜略〜蒐集価値を持つ大きな理由の一つもこの表紙にある」ワロタ…アメリカ人って…。結局そこですか!?
 第二巻の著者の原稿はきているんですよね? 訳者の方、東京創元社の中の人、どうか宜しくお願いします。絶対買いますから。