2017年11月7日火曜日

クレオパトラ (1963 アメリカ)

ジョセフ・L・マンキーウィッツ監督
(カバー裏より抜粋) 政敵ポンペイウスを追ってエジプトに上陸した闘将シーザー。彼をとりこにしたのは美姫クレオパトラの英知と美貌であった。

 私の大好きな映画の一つです。TVで放映されると観ています。最近DVDを持っていない事に気付いて購入しました。

 とにかく長い映画です。本編4時間強。人によっては退屈するかもしれません。私は元々ローマの歴史が好きな事、エリザベス・テイラーの美貌、豪華なセットで退屈はしませんでした。さすがに疲れますから小休憩はしましたが。
 とにかくクレオパトラの英知…シーザーに上手に取り入るところ。映画ではシーザーへは取り入って権力とエジプトの安定を、アントニーには権力もあるけど真実の愛もあったみたいな印象でした。シーザーは傲慢で有能、でもアントニーは傲慢にみえる小心者で有能なのだけどシーザーには遠く及ばないという感じで描かれています。実際シーザーはクレオパトラに溺れはしたけど冷静な面もあった、でもアントニーは尻に敷かれていたといった感じです。
 二人の英雄を取り巻くクレオパトラ以外の女性…シーザーの正妻カルプルニア、アントニーの正妻オクタウィア、出番は少ないのですが、クレオパトラとは対称的で良い味がでています。

 とにかく豪華絢爛、古い映画ですがローマ帝国が好きな方はぜひ、というか好きな人は観てますよね。観ていない方はレンタル他Amazonで1000円くらいで買えますし、時々BSなどで放映されますのでご覧下さい。CGとは違うセットの絢爛さは一見だと思います。