2014年1月31日金曜日

レディーの赤面 (勁草書房)

坂井妙子著

 「ヴィクトリア朝社会と化粧文化」というサブタイトル。化粧文化についての著作かな、と思い読み始めた。…赤面がメインとは!!タイトルは赤面だから正しいのだけど。とにかく驚いたのは、赤面についてダーウィンも研究していたこと。観相学から入り、有名小説における赤面を取り上げ、そこにまつわる化粧との関係。私も緊張しやすくて赤面することが多いのだけれど、これほど赤面が奥が深いものとは思いもしなかった。
 挿絵は良かった。あの手のイラストは大好き。テーマにされている時代を醸し出していて、本文とも合っていた。

2014年1月25日土曜日

ジェイン・オースティンの読書会 (ちくま文庫)

カレン・ジョイ・ファウラー著 中野康司訳
(カバー裏より抜粋) ジョスリンは、友人たちと「ジェイン・オースティンの読書会」を企画する。個性的な6人が毎月オースティンの長編小説6冊を読み進めていく中で、思いもよらないさまざまなドラマが次々と繰り広げられる。

 ジェイン・オースティンに関しては、読んだことはない。「エマ」は映画は観たことがあるといった程度。でも、それぞれの章でテーマになる作品については巻末で説明があるし、よく知らなくても問題なく楽しめる。もちろん知っていればもっと楽しめるだろう。作品の批評と平行して、登場人物の人生が語られる。この辺りの絡み方はうまいと思った。最後は気持ちよく終わってくれているのも良かった。一人、超羨ましい人物がいた。私とは正反対の人生だ。憧れるー。

今日の積ん読

痴愚神礼讃 エラスムス 中公文庫
読んでない本について堂々と語る方法 ピエール・バイヤール 筑摩書房
師匠シリーズ「師事」 ウニ 双葉社

 この他に「刺し子の技法」と「ぬりえの時間 フランスからやってきた大きなぬりえブック」を購入。刺し子は前から興味があって、やりたかったから。まず基礎から。塗り絵は脳みその老化防止のため。表紙のクジャクが印象的でポチッとしてしまった。
 で、いい歳して師匠シリーズ買ってしまった。パラッと中を見たのだけど、私の大好きな加奈子さん、出てこない??ガーン!! 加奈子さんのために買ったのに…。いいけど…。
あと、ローゼン・メイデン、終わっちゃった。

2014年1月21日火曜日

夢幻諸島から (早川書房)

クリストファー・プリースト著 古沢嘉通訳
(カバー裏より抜粋) 時間勾配によって生じる歪みが原因で、精緻な地図の作成が不可能なこの世界は、…中略… 死と狂気に彩られた〈夢幻諸島〉の島々には、それぞれに美しくも儚い物語があった。

 読み始め、かなり退屈を感じた。本当に夢幻諸島の観光案内かよ?みたいな印象で。読んでいくうちに、作品の構成というか島々のつながりが理解でき始めて、色々な軸の物語が折り重なっている面白さに引き込まれた。もっとも物語が連続している訳ではないので、登場人物の名前が覚えられずに、何度もこの人物はこのエピソードの人かと確認に戻ったりしてたけど。あと、カウラーのエピソードは、時間軸が今ひとつ分からない。時間勾配の歪みによるものなのかな。
 本文部分の紙質にちょっとびっくり。黄色い。日焼けかと思った。始めからだろうけど。

2014年1月18日土曜日

怪奇小説日和 黄金時代傑作選 (ちくま文庫)

西崎憲編訳
(カバー裏より抜粋) 古典的な怪談から新感覚の恐怖譚まで、本物の恐怖と幻想を呈示する本格的怪奇小説アンソロジー。巻末に怪奇小説論考を収録。

 ここのところ オカルト話に凝っているので、ちょっと買ってみた。結果、昨今の都市伝説等々に毒されている自分を知った。正統派の怪奇小説が読みたい方にはお薦め。ネットのよた話がお好みの方は止めておいた方がいい。ゾクッとするとか言う感じではなく、じんわりとした怖さというか、うん。「七短剣の聖女」に関しては言いたい。何だ、この馬鹿男は…。

2014年1月15日水曜日

ザ・ペンギンズ from マダガスカル パトロール隊始動

監督 ブレット・ハーランド
(カバー裏より抜粋) ペンギンズが新たな任務にチャレンジ。今回はドクター・シオフキーに空飛ぶシャチなど、新しい仲間たちも登場。

 今回は新人が活躍するアニメが多かった。キング・ジュリアンは相変わらずで、安心して楽しめます。ちょっとマンネリ気味。

ザ・ペンギンズ from マダガスカル ミッションはインポッシプル?ポッシブル!?

監督ブレット・ハーランド
(カバー裏より抜粋) ペンギンズの大活躍のエピソードがぎっしり。得意のアクションも満載。ハチの襲撃やゾウの脱走など、動物園は今日も大騒ぎ。

 「クール&ヒート」うまくやったつもりが…相手が上手だったのが面白かった。あと、チラチラ意外な一面が見えてきて、それが楽しい。リコの意外な…というかありがち設定かもしれないけど、お人形趣味が素敵。 キング・ジュリアンが実はマリーンに…等々。お子様向けなので、毒気が少ないのが哀しい。

2014年1月1日水曜日

今日の積ん読

バイオハザードV ポール・W・S・アンダーソン監督 ソニー
宇宙人ポール グレッグ・モットーラ監督 ユニバーサル

 明けましておめでとうございます。本自体はそこそこ読んでいるのだけれど、感想かけてない。でも、自分で決めたことだから、ちゃんとやろう。今年は読んだら即書き込み。しっかしDVDは全然観てない。本を読む手軽さがないのが面倒くさがりの私にはきつい。でも買う。購入した2本は映画公開時に1000円になったら買おうと決めていた一品。バイオシリーズはとことんつき合おうと思う。だんだんつまらなくなってるけど。1と2が面白かったなー。
 他のお買い物も色々いいものがあって、今更なのも多いけど、別ブログで書いていこうと思っている。うん、思っている…。
 31日まで仕事+残業で疲れた。持病の腰痛が悪化。薬のドーピングが効かない。今日元旦だけはゆっくりする。