2022年12月30日金曜日

鉱物(ちくま学芸文庫)

 堀秀道著
 (カバー裏より抜粋) 石に対する深い愛と学識に裏打ちされ、優しい語り口で紹介される「砂漠のバラ」、「火星の石」「黄鉄鉱」、「ラピスラズリ」は愛好家ならずとも思わず魅了される。「珠玉」のエッセイ。
 
 始めの方にカラー図版があります。後は白黒。これは図版必須ですね。私の頭では説明だけでは石のイメージが浮かばない。
 石というと、宝石としてカットされたもの、道端に転がっているものというイメージしかないのですが、本来発掘される時の石とか、あ、日本の河原で石…名前の聞いたことのある石が取れたことがあるのだと、びっくりする話もあり。昔は山の採掘が開放されていたとか、これもびっくり。 マナーが悪くなって地主が止めたそうです。
 
 私のような全くの一般人でも楽しんで読める内容です。ちょっと文章クセがあるかな。それが気にならなければお勧めです。