森護著
(カバー裏より抜粋) 史実と伝説があやなす王室二千年の人間ドラマ。
まず初めに。正直なところ読み難いです。句読点が多すぎで「え?」と読み直す箇所多数です。
内容は英国の歴史を知りたい初心者にお勧め。ですが、ヨーク公、 ランカスター公とか有名どころが違う人物で何度も出てきて、わけわからない状態にもなります。こういうのはガチ勢でないと読み解けませんね。素人では苦しい。
でも、歴史の読み物としては十分楽しめます。ヘンリー8世、リチャード3世、エリザベス1世等有名どころ以外の王侯の話は興味深いです。
ただ、私は古代から中世が好きなので、近代になるとちょっとつまらなくなってきました。ま、これは個人の趣味の問題ですね。
紋章の話も挿入されているので、そちらに興味のある方の入門書としても良いのではと思います。
エリザベス女王が亡くなってチャールズ3世が即位されました。 チャールズ王太子といえばダイアナ妃。貴族なのは有名なので知っていましたが、ここまで由緒ある血筋とは…。これを知るだけでも価値のある著書と思います。