三好行雄編
(内表紙より抜粋) 友人の正岡子規、妻の鏡子、弟子の寺田寅彦・小宮豊隆などに宛てた手紙百五十八通。漱石を知るための基本資料であるばかりか、それ自身が見事な作品なのだ。
候文は飛ばしました、すみません(汗)。読むのがしんどい(疲れるという意味の方言)ので。漱石という人物が垣間見えて面白いです。芸術家だー。大学も彼に掛かるとけんもほろろ。それだけの頭をもってみえたのだから仕方ないか。あと病気がちだった様子が手紙から伺えます。ふと夏目漱石の作品で何を読んでいるか考えてみました。一番は「こころ」、あと「夢十夜」「我が輩は猫である」。「坊ちゃん」と「路傍の石」は苦手。手紙の中で「こころは小供がよむものではありません」というのがありました。「どうして住所を知りましたか」と。有名人は今も昔も大変ですね。でも確かに小供が「こころ」なんて読んだら中二病発病しそう。