このまま、ジョン・ヴァーリイの作品の復刊、増刷続くといいのですが。
この作品は〈八世界〉シリーズの一つです。設定では、地球はインベーダーに侵略されています。そして地球を取り戻そうとする「トイード」は主人公「リロ」を利用しようとする…が…。クローン、クローン、クローンです。読んでいるうちにコピー元が分からなくなってきます。「リロ」のコピー元は無くなっていますが、他の登場人物のコピー元は、あれあれ状態ww で、この「リロ」がたくさんのクローンと上手に連携して「トイード」追いつめる。その過程で「へびつかい座」の謎が…みたいな。
正直「へびつかい座」の正体に関しては(正体といっても完全に解き明かされたわけではない) がっかり。盛り上がってきたところに水を注された気分になりました。「トイード」の逃げっぷりとサイコパスっぷりには好感を持ってしまったww 主人公より脇役に魅力を感じる作品です。もう一度読めば印象変わるかな??
この作品はまで続きそうな雰囲気で終わっています。続きは書かれているのだろうか。〈八世界〉は各作品の主人公、登場人物より世界観に魅力を感じる作品です。もっと〈八世界〉を味わいたいのですけど。
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