蓮貫重彦著
(カバー裏より抜粋) 人々がとらわれている小津的ななるものの神話から瞳を解き放ち、その映画の魅力の真の動因に迫る画期的著作。
実は私は小津監督の映画は観た事がありません。私の観ているDVDのタイトルを観て頂いたら理由は分かると思います。難しい映画は無理。それなのになぜこの著作を買ったのか?というと、難しそうな映画への憧れかな?もしかしたら観てみようかと思うきっかけになるかもと思いまして。
内容は様々な観点から小津映画を考えてみるみたいな感じです。第一章の「否定すること」では常に否定…褒める場合も否定から入る…通常の映画(通常という言い方も変ですね)のあり方から小津映画を観ると…みたいな。私のような素人でも納得することが綴られています。納得しても理解は難しい内容です。私の印象では有名な小津映画は箱庭的?のように思いました。
映画(アイドル映画とかハリウッド大作のみが好きな人は止めたほうがいい)に興味ある方は読んで損は無いと思います。で、小津映画を観てみようと思ったか?というと…多分退屈してしまいそうなので無理です。