高津春繁・斎藤忍随 著
西洋の文学の基礎であるギリシア・ローマ文学。その成り立ちを紐解いていく。
紀元前ですよ、その時点で文字を持ち、叙情詩が口伝とはいえ存在し、今なお断片とはいえ伝えられている。ギリシャって凄い国だったんだ。…今は非常に残念になっているけど。
ホメーロスが代表的な叙情詩に始まり、やがて舞台へと移り演劇へ。もちろんソクラテス、プラトーンに代表される哲学についても綴られている。そしてギリシャの影響を受けたローマ文学へ。他の有名どころも語られている。私程度で知っている人物や作品が多いので、臆することなし。十分楽しめます。ギリシャ・ローマに思いを馳せてみませんか。