岡本太郎著
生誕100年を迎える著者の著作集。
生誕100年…時代は流れているのだと改めて実感。著作集の一冊目です。実を言うと、岡本太郎の作品にはまったく詳しくない。著作は数冊読んではいる。正直、時代を感じる部分はあるけれど、現代の人の心にも響くのではないかな。読んでいて、これは何だかな…とか思う部分もある、また支持できる部分もある。岡本太郎の考え方、自分の考え方、いろいろ視点を変えて眺め考えることができる。著者は同調を求めてはいない。意見のぶつかり合いを望んでいる。今は亡き著者だが、著作によって、思考の幅や生き方について考えることはできる。興味深く読むことができる一冊、個人的に万博の話の辺りは面白かった。