岡本太郎著
沖縄、恐山、東北、熊野、高野山を巡る、岡本太郎の旅。
沖縄、恐山、東北、熊野、高野山…今ではすっかり観光地?今でも著者が訪ねた頃の雰囲気は残っているのだろうか。読んでいる限りでは、京都なんかよりも面白そう。でも、面白い事、興味を持つ事は人によって違うし、何と言っても岡本太郎の視線だから。例えばイタコ。一昔前はテレビで面白半分な取り上げかたをされていた時期があった (今はよく知らない)。私も適当な事言ってるなー、なんて思ったりしてたり。その裏側、歴史なんてテレビで見た覚えもない。あー、テレビのせいにするのはダメだ。私自身がその場所で生きている人たちについて考えもしなかったのだから。とにかく読んでみて、自分で考えてみるのにとても良い一冊と思う。