アルベルト・アンジェラ著 関口英子訳
(カバー裏より抜粋) さあ、2000年前のローマ帝国の首都に住んでみよう。
トラヤヌス帝時代のローマ人の生活をタイムスケジュールにて追って行く。朝起きてから眠りに就くまで、ローマ人はどのように生活をしていたのだろうか。そういう著作は数多いけれど、この著作のように時間に合わせて生活を追っているものは読んだことが無い。もちろん金持ちと貧乏人では違いも大きいだろうけど、作品の中である程度拾い上げてある。金持ちは邸宅に住むけれど、貧乏人が住むのは「九龍城砦」みたいなアパート。うーん格差社会。しかも現代とは違って上階ほど家賃が安い。理由は?読んでみてください。公衆浴場は混浴。女性は意外にもこの頃から体を鍛えていた!!金持ちの食事風景は潔癖性の人は悶絶します、確実に。私も無理…。いわゆるゴミ屋敷の住人なら大丈夫かも。とにかく読みやすくて楽しめます。テルマエロマエなどを読んだり観たりしてローマ人に興味を持った人にもお勧めです。