(カバー裏より抜粋) 1950年、あるSF雑誌に無名の新人の短篇が掲載された。異様な設定、説明無しに使われる用語、なかば機械の体の登場人物が繰り広げられる凄まじい物語…
「人類補完機構」というシリーズです。用語に説明がないのは大概のSF小説はそんなものなので気にしなくて問題無しです。ただSF初心者向けではありません。結構展開が唐突ですしから混乱するかも。ただ読んでいくうちに世界観は理解できてきますし、こういうものなのだーと進めていけます。…と言いながらも、私は一度目あまり面白さが理解できなかったのです。半年程放置して2回目で嵌りました。
いくつかかいつまんで紹介。「第81Q戦争」これを元ネタにした漫画か小説読んだ事あるような。一種のシュミレーション戦争のお話。表題作「スキャナーに生きがいはない」利権問題のお話。スキャナーは助かるけど、奴隷は安楽死。「人びとが降った日」どこかの国の人間の盾思い出しました。気分悪いなー。「鼠と流のゲーム」猫好き歓喜!「燃える脳」女って怖い…。あ、全然紹介になってないですね。とにかく面白い作品です。お勧め。
【広告】スキャナーに生きがいはない
