2017年2月19日日曜日

死の鳥 (ハヤカワ文庫)

ハーラン・エリスン著 伊藤典夫訳
 (カバー裏より抜粋)「「悔い改めよ、ハーレクィン!」とチクタクマンはいった」など、半世紀にわたり、アメリカSF界に君臨するレジェンドの、代表作10篇を収録した日本オリジナル傑作選。

 作品によっては難解です。←私のレベルでは、です。「悔い改めよ、ハーレクィン!」とチクタクマンはいった」はストーリーは分かるのですが、ラストが今ひとつ理解が…。内容は面白いです。だからこそラストが理解できないのが悔しい。ハーレクィンのしたことはないよりましーなことだったのか??「おれには口がない、それでもおれは叫ぶ」うーん、映画の題材になりそう。コンピュータに取り込まれて…。ちょっと気持ち悪い部分もあります。「プリティ・マギー・マネー・アイズ」スロットに閉じ込められた女が自分の代わりとなるターゲットを見つけたという話ですが、これが中々面白い。特にラストが…。「世界の縁にたつ都市をさまよう者」切り裂きジャックのその後。自分が皆を恐怖に陥れていると持っていたら、ただの見せ物でした。「死の鳥」は面白いのですが、意味がよくわからない…。哲学的なものは苦手です。他、難解なものが多いです。特にオチをどう理解したらいいのかな…と戸惑うものが多い。読んでいて面白い作品ばかりなのですが。

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