2017年9月29日金曜日

中国史談集 (ちくま学芸文庫)

澤田瑞穂著
(カバー裏より抜粋) 中国小説、なかでも怪異譚や笑話など庶民文学研究の第一人者が、多くの資料に目配りを利かせ、洒脱な筆さばきで歴史の表面に浮かび上がってこなかった知られざる裏面を独自の視点から鮮やかに掘り起こす。

 古い時代の中国の歴史は面白い。といっても全く詳しくはないのですが。民話等が好きな人にはお勧めの一冊。民話等をベースに、著者の視点で歴史の裏側を掘り起こしてくれます。しかも読み易い、分かり易い、面白い!!ただし残酷な話(皮はぎとか、私にはグロすぎ)もあるので注意。

 私は古い時代が好きなので、終盤の近代に近付いた部分の話はちょっと退屈でした。これは個人の好みなので仕方ないです。