グレッグ・イーガン著 山岸真編・訳
(カバー裏より抜粋) 地球から遥か遠宇宙のブラックホール〈チャンドラセカール〉では、ある驚異的なプロジェクトが遂行されようとしていた。果たして人類は時空の構造を知り得るのか?
表題作を含む7編の短篇集です。グレッグ・イーガンの作品は元々ハードSFなのですが、これは本気でガチガチのハードSFです。私は全く歯が立ちませんでした。分からないところは飛ばす…と後書きにもありましたが、私のレベルでは大半が飛ばしになってしまいます。
「暗黒整数」無理でした。ギブアップ!!「エキストラ」は短篇集の中の唯一のオアシスです。エキストラ…オリジナルに臓器を提供するために、意図的に脳を傷つけられたクローン。オリジナルは年老いた自分の身体を捨てクローンの若い肉体へ脳移植を試みる…。古い漫画ですが「洗礼」を思い出しました。オチが面白かったです。
「クリスタルの夜」人間による宇宙作成?人は神になれるか?使い古されたテーマと言うなかれ、です。料理の仕方は著者によって様々。難しいところはすっとばしでしたが、ストーリーは理解できました。「ワンの絨毯」…難し過ぎてww 理数系というか物理に強いとには面白い咲くんなのだろうな…。ちなみにファーストコンタクトものです。
他、とにかく私の頭では無理でした。解説で私のような読者の為のネタバレして下さっているのですが、ダメでした。