群ようこ著
(カバー裏より抜粋)ある日突然めまいに襲われ、訪れた「漢方薬局」。ここから漢方薬を飲むだけでは終わらない、我慢と忍耐の暮らしが始まる。
このエッセイを著者が書いた頃と年代が近いので買ってみました。時々この手の作品を買いたくなります。心が疲れているのかも…。
内容は漢方薬局でのやりとり、注意された事を守りながらの生活が描かれています。正直「私には無理ー」な内容。いやー全然ゆるくないけど…。でも楽しそうに描かれているので、ちょっといいなーとも思ったり。でも漢方薬局…高そうだなー。
面白いなーと思ったのは、受験生を合格させる為に漢方薬局訪れたり(いや勉強できる環境整えて勉強させるのが普通では??)、家事をする必要のない奥さんの指が腫れた話(指を使わな過ぎて)等々。あるある話も多くて、寒くてもファッション優先で冷え性になる女性、お受験したいけど多動性でじっとしていられない子供、痩せてるのにまだ痩せたい女性、食事制限はいや、でも痩せたい女性等々。あるあるだから興味深く読んでしまいます。
これを読んで、下着のパンツをお臍までのBBAパンツに変えようかと思ってしまった。多分もうしばらくは変えませんが。
ただ、ここに書かれている事を鵜呑みにするのは危険です。著者も書いてみえますが、体質、生活状況は個々で違いますから。著者ば座業です。私のような肉体労働者が同じ事をしたら、間違いなく熱中症で倒れます。でも甘いものを減らす等は真似していいかも。
私と同年代の方向けです。読み物としても面白いです。著者のエッセイは読み易くて面白い。ちょっと生活を見つめ直すのにはいいかもしれません。