ボルヘス著 木村榮一訳
(カバー裏より抜粋) 一九七八年にブエノスアイレスの大学で行われた連続講演の記録。「この五つのテーマは私の内面と深くかかわっていて、これまで自分が思念を凝らしてきたものなのです」
個人的なお勧めは「書物」。始めは書物の歴史からですが、途中からが肝です。ボルヘスも積読してた??若干ニュアンスは違うけど。
P27 私は今でも目が見えるようなふりをして、本を買い込み、家じゅうを本で埋め尽くしています。先だっても、一九六六年版のブロックハウスの百科事典を贈り物にいただきました。家の中にその百科事典のあることがはっきり感じとれ、私は一種の至福感にひたっていました。
わかるわー!!そこに本のある幸せ。積読な人には「書物」はお勧めです。
そしてこの講演、目が見えなくなってからなのですよ。アンチョコ無しです。ものすごく記憶力のある人物ですが、超人ですね。
あと「探偵小説」も好きです。有名どころが取り上げられていますから、馴染みやすいと思います。
訳がいいので、読みやすくて分かりやすいです。これはお勧めです。