2013年8月16日金曜日

売笑三千年史 (ちくま学芸文庫)

中山太郎著
(カバー裏より抜粋) 歴史を追って、つきせぬ情熱で売買春の諸相を総覧する。長らく入手不可能であった幻の書の文庫化。

 どこの国、地方にも売笑は存在する。前にギリシア辺りの売笑についての著作を読んだことがある。これもそういうたぐいの著作かな、と購入してみた。正直なところ古文は読み飛ばした。ごめんなさい、無理です。内容は中々興味深かった。古代から近世まで、時代に沿いながら、売笑の変化を様々な資料から読み解いている。綺麗事はなし。そこがいい。