2014年10月11日土曜日

日本数寄 (ちくま学芸文庫)

松岡正剛著
 (カバー裏より抜粋)著者の博識に身を委ね、歴史と現在を大胆に横断しながら見えてくる、無情迅速、日本のダンディズムの歴史。

 日本について知らないことがまだまだ多いのは分かっています。この著書を読んで、本当に物知らずなのだと思い知らされました。例えば仏壇。実家は田舎の浄土真宗で、それなりの仏壇があります。その仏壇の構成の意味…正直仏壇ってキンキラで趣味悪いと思っていましたが、構成の意味とか考えると確かに面白いものです。そして、私の長年の謎であった阿弥陀仏。なぜお釈迦様ではないのか??と子供の頃から非常に不思議でした。あと興味を持ったのは織部です。一時美濃の近くに住んでいたせいでしょうか。他にも興味深いお話ばかりでした。頭の固まったおばさんに、物を考える、繋げていくことをもう一度再考させてくれる内容でもありました。