霜月蒼著
(カバー裏より抜粋)1册でクリスティー100作を網羅した傑作評論集。
裏面の内容通りの評論集です。私はクリスティーは有名どころしか読んではいないライトファンです。というか作品多過ぎて読み切れません。本屋でこの評論集を見掛けて衝動買いしてしまいました。今まで読んだ以外でどれを読むべきかの参考になるかな?と思いまして。
もう少し各作品のあらすじを詳しく載せて欲しかったかな。あと黒塗りはどうよ??あれは読む気が失せる。(著者がネタバレになると考えた部分が黒塗りにされてある。後のページで黒塗りの部分が分かるようにはなっています) それなら軽いネタバレ有りでも良くない??とか思いました。が、推理ものだと知りたくない人も多いでしょうから…難しいなー。とにかく黒塗りは止めて欲しい。
どうしてもネタバレを避けているので、内容の上っ面を掬っている感じが否めない。今ひとつクリスティーの面白さが伝わらない。
あと著者は短篇に苦言を呈してみえますが、私みたいに短篇面白いみたいな者もおります。個人の元々の嗜好もあります。クリスティーの著作を読んだことのない方には参考になるとは思いますが、参考程度にですね。