2012年2月12日日曜日

中国旅行ノート (ちくま学芸文庫)

ロラン・バルト著 桑田光平訳
毛沢東政権下、文化大革命中の中国の旅の記録。

 何というか、ガチガチに監視された旅。ストレス溜まっただろうな。耐えられないわ。読んでいても、同じようなフレーズの繰り返しになっていて、退屈してきてしまった。著者はどれだけ我慢強いのか…真面目に感心した。読んでいて、報道番組に登場する北朝鮮をイメージしてしまった。著者の細かい拘りが面白い。少年の湿った手によほど感じるものがあったのだろうか。