R・A・ラファティ著 浅倉久志訳
誰も死なない星の住人はいったい何人ばあさんがいるのやら…。楽しいというより、現代を滑稽にこき下ろしている。
表題作「九百人のお祖母さん」分家で九百人お祖母さんが…。何か考えたらゾッとする。地下にお祖母さんたちがいっぱい…イヤー!!
現代に対する皮肉が詰め込まれている。きちんと滑稽に扱っているのがいい。下手な政治談義よりよっぽどいいわ。 個人的なお気に入りは「われらかくシャルルマーニュを悩ませり」。歴史のIFものだけど、IFの結果が面白い。最期はちゃんと元に戻ったのか?