カレン・ジョイ・ファウラー著 中野康司訳
(カバー裏より抜粋) ジョスリンは、友人たちと「ジェイン・オースティンの読書会」を企画する。個性的な6人が毎月オースティンの長編小説6冊を読み進めていく中で、思いもよらないさまざまなドラマが次々と繰り広げられる。
ジェイン・オースティンに関しては、読んだことはない。「エマ」は映画は観たことがあるといった程度。でも、それぞれの章でテーマになる作品については巻末で説明があるし、よく知らなくても問題なく楽しめる。もちろん知っていればもっと楽しめるだろう。作品の批評と平行して、登場人物の人生が語られる。この辺りの絡み方はうまいと思った。最後は気持ちよく終わってくれているのも良かった。一人、超羨ましい人物がいた。私とは正反対の人生だ。憧れるー。