ピエール・バイヤール著 大浦康介訳
タイトルだけ読むと、読んでいない本を読んだふりしてみせるかというハウツー本のように思える。そういう側面もないとはいえないし、ハウツー本かなといえばそうかも。何がいいたいのやら。本を読むということを再考するための本かな。本を本当に読んでいるのか?読むという行為の意味と価値。本を読まねばならない状態、状況での自分自身への脅迫。難しくない程度に考えることを要求され、また、「わー私もあるある!!」状態になる本です。書かれていることは、本だけではない日常にもあてはまるのです。