納富信留著
(カバー裏より抜粋)古代ギリシアで、華々しい活躍をした一群の知識人「ソフィスト」。新たな思想と弁論り技術をもって市民を魅惑した彼らは、やがて詭弁を弄して人々を欺く知者という汚名を着せられる。
p136で「私たちに突きつけられた問いは、哲学者としての生を生きるか、それとも、ソフィストとして生きるか、の選択である」…私はソフィストとして生きます。っていうか、真理の追求なんてしたくないしー、別に他人を追求したいとか貶めたいとか魅惑したいとか思わないけど、お金貰って適当に状況に合わせて働いてー、で十分です。
それ以前にソクラテス像にもの凄い疑問を抱いてしまいました。どこまでが実際のソクラテスに近くて、どこからがプラトンの願望か。この著作を読んでいて、プラトン自身に疑問を感じました。ソクラテスを作り上げたのでは??と。
で、哲学って何??著者も哲学で本書いてお金儲けているのだから「ソフィスト」ですよね。哲学者って存在するの??