2015年5月29日金曜日

ザップ・ガン (ハヤカワ文庫)

フィリップ・K・ディック著 大森望訳
 (カバー裏より抜粋) 西側陣営の兵器ファッション・デザイナーであるラーズ・パウダードライと、人民東側のリロ・トプチェフは、日々、超次元に意識を浮遊させ、独創的で戦慄すべき殺戮兵器を開発していた。

 始まりは良かった。トランスして武器を設計、一般人を騙して実は両陣営はそれなりに仲良し。いいよいいよ。でもそのあとが…。なんというか思いつきのつぎはぎというか…。伏線の回収がおざなりー。迷路のゲームで敵を撃退はいいけど、なんというか撤退しましたーで終わりだし。フェブスは本編と絡みがなさ過ぎだし。でも、そこはディック節。なぜか面白く読める。ラスト、迷路の標的がKACH??私がなにか読み落としているのか??