2010年12月17日金曜日

アレクサンドリア (ちくま学芸文庫)

E・M・フォースター著 中野康司訳
アレクサンドリアの歴史を綴る。

 アレクサンドリアの歴史、担った役割を初心者にも分かり易く述べられている。歴史の華はアレクサンドロス大王からクレオパトラまでかな。プトレマオス朝のような保護が続いていたら、科学の進歩はどのような向きに変わっていただろう。キリスト教のみを悪者にするつもりもないけれど、この宗教がなかったら…とは思ってしまう。図書館…。キリスト教徒がやらなくても、残ることは無かったのだろうけど。あー、私はイエス・キリストは意味のある存在だと思ってるし、嫌いなのは後継者を名乗った人間たちの作った宗教なので誤解のないように。中盤〜後半あたりでキリスト教の神学について簡単に触れられているけど、その辺りは退屈。近代に入ってからのことは全く知らなかった。今は工業都市か。何となく残念のような。

2010年12月10日金曜日

タイタニック号の最期 (ちくま文庫)

ウォルター・ロード著 佐藤亮一訳
いまなお、色々な場面で語られることの多いタイタニック号の沈没。その真相にせまる。

 読んでいてイライラした。何やってるの?何で呑気なの?と、最期どうなるかは、いろいろな番組や映画 (ディカプリオの観た) で知っているから余計にね…。対処が早くてもどうにもならなかったのかもしれないけど。三等船室の扱いは酷い。そういう時代といっても…。あと、安全に対する意識は本当に近代に入って様々な事故を経て出来上がったものなんだ…と。
 いままでにテレビ等でタイタニック号の番組を観ている人には、特に新鮮さはないかもしれない。いままで名前だけは聞いていたけど、という人にはお勧め。

今日の積ん読

食卓歓談集 プルタルコス 岩波文庫
ねじの回転 デイジー・ミラー 岩波文庫

 本屋で腹の立つことがあった。レジで何かレジ係が話をしていた。私がレジに本を置いても無視。4人いて分かっててだよ。信じられない。後から、そのままレジに本置いて行ってしまえばよかったと思った。販売業として最低じゃね?これならネットで買った方がいいわ。本屋が不信になっている原因に確かにネットはあるけど、自分たち自身にも原因あるだろ。というわけで、これからは本屋でチェックだけしてネットで買うことにする。

現在の積ん読 本:189冊 DVD:80枚

2010年12月3日金曜日

ヘリオット先生の動物家族 (ちくま文庫)

J・ヘリオット著 中川志郎訳
獣医のヘリオット先生の奮闘記。

 獣医さんというと、どうしてもペットの病気を診てくれるお医者さんのイメージが強いけど、家畜のお医者さんも当然みえる。ヘリオット先生は両方を扱っている。でも今時の小綺麗なお医者さんではない。牛や馬に蹴られたりしたら命も危ない現場で、汗と泥と糞やらいろいろにまみれて…でもほのぼのしているのだ。大変そうなのに、でも顔がにこやかになってしまうのだ。疲れた時にのんびり読みたい一冊。こういうの読むとイギリスに憧れてしまうんだよね。現実はモニョモニョだろうけど。ペットのコンテストは笑えた。今ならもっと陰険になっていそう。