2014年2月7日金曜日

ファウンデーション 銀河帝国興亡史1〜3 (ハヤカワ文庫)

アイザック・アシモフ著 岡部宏之訳
(カバー裏より抜粋)第一銀河帝国は、何世紀にもわたってすこしずつ、だが確実に荒廃と崩壊をつづけていた。しかし、その事実を完全に理解している人間は、帝国の生んだ対語の天才科学者ーハリ・セルダンただ一人であった。

 1〜3まで読んだ。各巻ごとに主人公も時代も流れていく。前知識が全くなかったので、あららだった。戦闘シーンなどは皆無…といってはいいすぎだけど、ほとんどない。だいたいが会話で進んでいく。そのやりとりの面白さがキモなのかな。正直に言います。私はアシモフの作品は好きなものが多いです。でもこれはちょっと合わなかった。人気があるのは理解できるし、素晴らしい作品なのですが…好みの問題かな。でも3は好きかな。アーカディアの行動力が好きだ。

夜明けのロボット 上・下 (ハヤカワ文庫)

アイザック・アシモフ著 小尾芙佐訳
(カバー裏より抜粋) 惑星オーロラで、ベイリはジスカルドとダニールというふたりのロボットとともにロボット破壊事件に取り組むが、捜査は難航をきわめる。

 アシモフのロボットシリーズ。人間の弱点ー外見で判断するーそれを間違いとするか、そうでもないとするか、難しいところ。実際この作品もそこがポイントとなっている。人間に近い外見を持つ存在は、近ければ近いほど優れていると考えてしまう。ロボットアニメも (昨今のアニメについてはよくしらないけど) 人間型は多いと思う。序盤・中盤といろいろ起こるのだが、やっぱり最後が見所。裁判からベイリの推理した真実。中盤だらけても、最後が面白いので、頑張って読んで下さい。

変数人間 (ハヤカワ文庫)

フィリップ・K・ディック著 大森望訳
(カバー裏より抜粋) すべてが予測可能となったになった未来社会、時の流れを超えてやって来た謎の男コールは、唯一の不確定要素だった。ー中略ー超能力&サスペンス全10篇を収録した傑作選。

 既に別の作品集に収録されている作品も何編かあるけれど気にしない。気に入ったのは「あんな目はごめんだ」。小説の表現をそのまま現実に置き換えたら…という話だけれど、こういうの楽しい。確かにあんな目はごめん被りたい。今ひとつ意味不明だったのは「猫と宇宙船」メクノス人側の考えが…所詮私は地球人。で、表題作の「変数人間」。色々突っ込みどころにはあるにしろ、それを楽しむのが通というもの (何だそれw) 平凡な人間が実は天才とかいう設定が好きなんです、ごめんなさい。

市に虎声あらん (平凡社)

フィリップ・K・ディック著 阿部重夫訳

 核戦争、新興宗教、セックスと暴力、迫りくる黙示録の恐怖、狂気の主人公と主人公に依存する奥さん。この作品はSFではないが、いかにもディックの描く作品と主人公。狂気がすぐ裏側に隠れている。そして、自己破壊に走る。迷惑を受けたのは、思いっきり一般人のファーガンス。あなたのせいじゃないよ、気に病むなよ、と言ってあげたい。主人公は狂気だが、その嫁さんもどうかしている。どうみても狂っていて、子供を危険な目に遭わされ、普通なら逃げ出すし逃げ出していもだれも非難しないだろう、という状況でも側を離れない。とにかく狂っていく過程に引き込まれていく。いや始めから狂っていたのかもしれないけど。