中尾真理著
(カバー裏より抜粋) イギリス、アメリカ、そして日本の推理小説を概観し、正当な評価を与えるべく英文学者、愛好家の視点から考察する。
正直言いますと、ホームズは大して読んではいないのです。どちらかというとクリスティが好きかな。マープルとかポアロとか。でも推理小説への興味というか歴史には関心があるので購入してみました。
ホームズ関連の話は面白いです。意外だったのは本当に推理小説といえるものが少ないということ。でも、そんなことは関係なく読ませる魅力があるのでしょうね。ただ復活に関しては、今時の漫画をパターンを思い出して「昔からあるんだー」と笑いました。ホームズは今もドラマ・映画になっています。それだけの魅力があるのですね。私はエレメンタリーホームズ&ワトソンが好きです。そしてホームズの設定は大概変わり者、ワトソンは愚鈍で率直な常識人。
ホームズの話だけではなく、ホームズ以前の推理小説…ポーについて、ホームズの影響を受けている推理小説、様々な視点で語られています。日本の推理小説の歴史も述べられています。
ホームズをメインにおいて推理小説全般について語られています。推理小説自体にちょっと関心があるという方でも楽しめると思います。
2018年6月26日火曜日
2018年6月19日火曜日
ヨゼフ・チャペックエッセイ集 (平凡社ライブラリー)
ヨゼフ・チャペック著 飯島周編/訳
(カバー裏より抜粋) 鋭い観察眼で人々のの暮らしや社会、芸術、戦争などを見つめたエッセイ26編とナチス強制収容所で死の直前に綴られた詩9編。
正直に言います。カレル・チャペックと勘違いしてました。お兄さんのほうのエッセイ集です。チェコという国、政治背景がなかなか難しい国です。そして有名な芸術家を多数輩出している国でもあります。私はアニメーションが好きで観ることが多いのですが、テーマの重さは常に感じます。この作品も然り。背景が分からない部分が多いので、著者の本音がくみ取りにくかったり。始めのテーマ「人々」のあたりは面白く読めるのですが、それ以降は厳しいです。未来派、ピカソを皮肉っているのかなーとか私の知識の限りで頑張りましたが、無理でした。そして段々と重くなる…。
背景が理解できている方にはお勧めです。そうでないと飽きるかもしれません。
(カバー裏より抜粋) 鋭い観察眼で人々のの暮らしや社会、芸術、戦争などを見つめたエッセイ26編とナチス強制収容所で死の直前に綴られた詩9編。
正直に言います。カレル・チャペックと勘違いしてました。お兄さんのほうのエッセイ集です。チェコという国、政治背景がなかなか難しい国です。そして有名な芸術家を多数輩出している国でもあります。私はアニメーションが好きで観ることが多いのですが、テーマの重さは常に感じます。この作品も然り。背景が分からない部分が多いので、著者の本音がくみ取りにくかったり。始めのテーマ「人々」のあたりは面白く読めるのですが、それ以降は厳しいです。未来派、ピカソを皮肉っているのかなーとか私の知識の限りで頑張りましたが、無理でした。そして段々と重くなる…。
背景が理解できている方にはお勧めです。そうでないと飽きるかもしれません。
2018年5月25日金曜日
祈りの海 (ハヤカワ文庫)
グレッグ・イーガン著 山岸真編・訳
(カバー裏より抜粋) バックアップ用の宝石を頭の中に持った人類の姿を描く「ぼくになることを」ほか、遥か未来世界や仮想現実における人間の意志の可能性を描く作品まで、多彩な魅力あふれる11篇を収録した日本版オリジナル短篇集
この短篇集は私には当たりでした。どれも好みに合う、面白い。「ぼくになることを」要は脳のクローンですよね、これ。そのクローンは老化しない。でも、その脳=宝石の自分は元の脳の自分とイコールなの??作品を読むと別人格を示唆しているようで。「誘拐」誘拐されたのは最愛の妻。でも現実の妻は側にいる。誘拐されたのは仮想空間で作られた彼の理想の妻(と私は思った。現実の奥さんがこうだったらいいのに…みたいな) 。あなたは身代金を払いますか?「百光年ダイアリー」未来の自分の日記を読んでその通りに行動する、その通りのことが起こる。みんながそれに従い生きていく。嫌だなーこんな世界と思うのだけど、主人公はそれに疑問を持たずに生きていく。でもある日気付かされる。歴史は勝者が作るのだと。表題作「祈りの海」宗教の強い世界。信心深い主人公。ある儀式を経て神ベアトリスに自分が愛されていると確信している。だがその儀式は、ある向精神性分解生成物が関連していて…。正直主人公が信心深過ぎて共感できない。周囲にいたらドン引きするタイプ。もっとも登場する宗教家連も同じだから…。ラストが…主人公の未来の道筋がみえない。
他にも面白い短篇が収録。あ「キューティー」も良かったなー。主人公の気持ち分かる気がする。可愛い時で止まっていてくれたら…。とりあえずお勧めです。
この短篇集は私には当たりでした。どれも好みに合う、面白い。「ぼくになることを」要は脳のクローンですよね、これ。そのクローンは老化しない。でも、その脳=宝石の自分は元の脳の自分とイコールなの??作品を読むと別人格を示唆しているようで。「誘拐」誘拐されたのは最愛の妻。でも現実の妻は側にいる。誘拐されたのは仮想空間で作られた彼の理想の妻(と私は思った。現実の奥さんがこうだったらいいのに…みたいな) 。あなたは身代金を払いますか?「百光年ダイアリー」未来の自分の日記を読んでその通りに行動する、その通りのことが起こる。みんながそれに従い生きていく。嫌だなーこんな世界と思うのだけど、主人公はそれに疑問を持たずに生きていく。でもある日気付かされる。歴史は勝者が作るのだと。表題作「祈りの海」宗教の強い世界。信心深い主人公。ある儀式を経て神ベアトリスに自分が愛されていると確信している。だがその儀式は、ある向精神性分解生成物が関連していて…。正直主人公が信心深過ぎて共感できない。周囲にいたらドン引きするタイプ。もっとも登場する宗教家連も同じだから…。ラストが…主人公の未来の道筋がみえない。
他にも面白い短篇が収録。あ「キューティー」も良かったなー。主人公の気持ち分かる気がする。可愛い時で止まっていてくれたら…。とりあえずお勧めです。
2018年5月4日金曜日
監督小津安二郎 (ちくま学芸文庫)
蓮貫重彦著
(カバー裏より抜粋) 人々がとらわれている小津的ななるものの神話から瞳を解き放ち、その映画の魅力の真の動因に迫る画期的著作。
実は私は小津監督の映画は観た事がありません。私の観ているDVDのタイトルを観て頂いたら理由は分かると思います。難しい映画は無理。それなのになぜこの著作を買ったのか?というと、難しそうな映画への憧れかな?もしかしたら観てみようかと思うきっかけになるかもと思いまして。
内容は様々な観点から小津映画を考えてみるみたいな感じです。第一章の「否定すること」では常に否定…褒める場合も否定から入る…通常の映画(通常という言い方も変ですね)のあり方から小津映画を観ると…みたいな。私のような素人でも納得することが綴られています。納得しても理解は難しい内容です。私の印象では有名な小津映画は箱庭的?のように思いました。
映画(アイドル映画とかハリウッド大作のみが好きな人は止めたほうがいい)に興味ある方は読んで損は無いと思います。で、小津映画を観てみようと思ったか?というと…多分退屈してしまいそうなので無理です。
(カバー裏より抜粋) 人々がとらわれている小津的ななるものの神話から瞳を解き放ち、その映画の魅力の真の動因に迫る画期的著作。
実は私は小津監督の映画は観た事がありません。私の観ているDVDのタイトルを観て頂いたら理由は分かると思います。難しい映画は無理。それなのになぜこの著作を買ったのか?というと、難しそうな映画への憧れかな?もしかしたら観てみようかと思うきっかけになるかもと思いまして。
内容は様々な観点から小津映画を考えてみるみたいな感じです。第一章の「否定すること」では常に否定…褒める場合も否定から入る…通常の映画(通常という言い方も変ですね)のあり方から小津映画を観ると…みたいな。私のような素人でも納得することが綴られています。納得しても理解は難しい内容です。私の印象では有名な小津映画は箱庭的?のように思いました。
映画(アイドル映画とかハリウッド大作のみが好きな人は止めたほうがいい)に興味ある方は読んで損は無いと思います。で、小津映画を観てみようと思ったか?というと…多分退屈してしまいそうなので無理です。
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