2010年7月31日土曜日

エトルリヤの壺 (岩波文庫)

メリメ著 杉捷夫訳
「カルメン」の著者メリメの短編集。

 やりきれない話ばかりなのだが…。何なんだ?この絶望感と空虚。訳者が著者をペシミストと評してみえるけど、本当に…何というか。全ての作品が悲劇で終わる、もしくは悲劇を予感させる終わり方をしている。気持ちが落ち込んでいる人は読んではダメ。作品自体は良いものと思うのだけど。元気なペシミストの人、どうぞ。

2010年7月30日金曜日

存在の耐えられない軽さ (集英社文庫)

ミラン・クンデラ著 千野栄一訳
 「プラハの春」トマーシュ、テレザ、サビナ、フランツの辿る悲劇。恋愛小説というより、哲学小説?のような。

 その時代を通った人でしか描けない作品。恋愛小説なんだけど、底に流れるものが深過ぎて何も言えない。トマーシュ、テレザの行動は理解できない部分が多い。テレザはとことん女過ぎて、共感もあるけど同族嫌悪を感じる。トマーシュ…よく分からない。秘密警察とか絡んでくると、混乱してしまって。善かれとやったことも味方に悪く跳ね返ってきて、何もできないじゃないか。実際そういう場にいたら、頭真っ白になりそう。サビナとフランツのパートが面白かった…というか共感を持てた。フランツは日本にもいそうなタイプ。武装地域で亡くなっている人とか共通する部分あるんじゃないのかな。彼の最後の行動って、絶対やってはいけないと云われているパターンだよね。安全な国の人間の思考。しかし外国の人って行進が好きだなー。サビナは、チェコというバッグラウンドを通して視られることへのあがき?でも、それで儲けている部分もあったような。あと小説等に描かれるアメリカ人って、本当にパターン踏んでいて笑えるのだが。
 文章が淡々としていて、内容にあっている。訳者の人、R.U.Rの訳の人だよね。幅広いな。「冗談」も読みたいのだが、文庫になってない、高い!

2010年7月29日木曜日

今日の積ん読

ビーグル号航海記 上・中・下 チャールズ・ダーウィン 岩波文庫

 岩波大量復刊シリーズ、あと一冊は来月かな。来月は岩波の復刊で一冊欲しいのがあるけど、程々にしておかないと結局ブックオフ行きになってしまう。やはり電子化にがんばってもらうしかないのか。話題のスキャナサービス利用したい。特に漫画。数は少ないけど場所空けたい。今は人気でかなり混み合っているようなので、時機をみて注文したいな。個人でばらしてスキャナすればいいんだけど、さすがに手間が掛かるし、専用の器械…そこまではしたくないし。

現在の積ん読 本:205冊 DVD:82枚

2010年7月28日水曜日

ピーウィーの大冒険 (1985 アメリカ)

監督 ティム・バートン ワーナー
盗まれた自転車を求めて、ピーウィーがテキサスまで珍道中…大冒険を繰り広げる。

 なぜワーナーでゴジラとキングギドラの撮影をしている??いかにも怪しい日本語で笑えた。まともに考えて観てはいけない。頭を空っぽにして楽しんで下さい。性格の偏った主人公。高性能過ぎの自転車。ご都合主義の展開。非日常コメディ。ちょっと途中観るのにだれるけど、最後の撮影所で盛り上がります。そして上手く締められている。恐らくいろいろなところに名作へのオマージュがあるんだろうけど、映画に詳しくないので分からないのが残念。