ハーラン・エリスン著 伊藤典夫訳
(カバー裏より抜粋) アメリカSF界のレジェンドが華麗な技巧を駆使して放つ全13編を収録した日本オリジナル短篇集。
「ロボット外科医」これは怖い…。ロボットに支配されたというと陳腐だけど、掘り下げが深いし感情を理解することの大切さ。今はやりのAIはどういう方向に向かうのか。「恐怖の夜」差別問題をテーマにした作品。重いテーマなので、気分が悪くなる。「冷たい友達」ストーカーこわーなお話。でも主人公の軽さも怖い。「ヒトラーの描いた薔薇」テーマは「神」かな?人間と変わらない、真実ではなく信じられている事で裁き…あれ、今時の「神」像かな。
胸糞悪い作品、希望があるようで実はない作品が多いような。現代のSFに用いられるテーマの先駆者といった感じです。何というか重い作品が多いです。
2018年4月24日火曜日
2018年3月2日金曜日
昔には帰れない (ハヤカワ文庫)
R.A.ラファティ著 伊藤典夫/浅倉久志訳
(カバー裏より抜粋) SF界きってのホラ吹きおじさんの魅力あふれる中短篇16篇を収録した日本オリジナル傑作集。
作品は前半(1)と後半(2)に分けられており、作品の傾向に若干差があります。前半の作品は気楽に楽しめる小品群です。
「素顔のユリーマ」(おいおい天才じゃないの?と思わせる主人公。制作物や世間に蔑まれて復讐を…と書くと重い作品?っぽいですが、全然。軽快に楽しく読ませてくれます)「楽園にて」(楽園と思わせて実は…。詐欺してやったと思っていたら…)は特に好き。
後編はどれも面白いけれど、解釈するのが難しいです。私はあまり深く考えず楽しく読みました。
「廃品置き場の裏面史」二重人格の犯人を追いつめようとする警察官。でも実はそれは…。何が真実??何も真実はなかったの??「大河の千の岸辺」太古のマイクロフィルムに収められた岸辺。制作者は何者か??奥さんのジンジャーが実は意味深??浮気相手が気になる。他どの作品も面白いです。
(カバー裏より抜粋) SF界きってのホラ吹きおじさんの魅力あふれる中短篇16篇を収録した日本オリジナル傑作集。
作品は前半(1)と後半(2)に分けられており、作品の傾向に若干差があります。前半の作品は気楽に楽しめる小品群です。
「素顔のユリーマ」(おいおい天才じゃないの?と思わせる主人公。制作物や世間に蔑まれて復讐を…と書くと重い作品?っぽいですが、全然。軽快に楽しく読ませてくれます)「楽園にて」(楽園と思わせて実は…。詐欺してやったと思っていたら…)は特に好き。
後編はどれも面白いけれど、解釈するのが難しいです。私はあまり深く考えず楽しく読みました。
「廃品置き場の裏面史」二重人格の犯人を追いつめようとする警察官。でも実はそれは…。何が真実??何も真実はなかったの??「大河の千の岸辺」太古のマイクロフィルムに収められた岸辺。制作者は何者か??奥さんのジンジャーが実は意味深??浮気相手が気になる。他どの作品も面白いです。
2018年1月16日火曜日
紙の動物園 (ハヤカワ文庫)
ケン・リュウ著 古沢嘉通訳
(カバー裏より抜粋)魔法のような母さんの折り紙だけがずっと僕の友達だった……。
表題作「紙の動物園」泣けるー!!魔法のような折り紙。命を吹き込まれた折り紙。母親の愛情のこもった折り紙。母を理解できなかった息子。仕方ない部分もあるけれど、それでももう少し…と思ってしまった。拗れてしまった感情は難しい。
「月へ」主人公の成長物語??重い。主人公が家政婦にした事、初めて担当する事案、絡み合って…。結局何もできない。
「結縄」…これは日本の農業にもあるある話。種。例えばイモ。昔は作った作物からの種芋で次の作物を作ったけれど、今は作れない…というか、できのよくないイモしか作れません。種芋は種芋として買わないと…。これは実際起こった、起こっている話でしょうね。
他、中国・台湾の絡んだ…正直重い話が多い。そういうのが好きでない人は避けたほうがいいです。重い作品が苦手な私には向かないです。ただ、作品としては素晴らしいと思います。これは本当です。
(カバー裏より抜粋)魔法のような母さんの折り紙だけがずっと僕の友達だった……。
表題作「紙の動物園」泣けるー!!魔法のような折り紙。命を吹き込まれた折り紙。母親の愛情のこもった折り紙。母を理解できなかった息子。仕方ない部分もあるけれど、それでももう少し…と思ってしまった。拗れてしまった感情は難しい。
「月へ」主人公の成長物語??重い。主人公が家政婦にした事、初めて担当する事案、絡み合って…。結局何もできない。
「結縄」…これは日本の農業にもあるある話。種。例えばイモ。昔は作った作物からの種芋で次の作物を作ったけれど、今は作れない…というか、できのよくないイモしか作れません。種芋は種芋として買わないと…。これは実際起こった、起こっている話でしょうね。
他、中国・台湾の絡んだ…正直重い話が多い。そういうのが好きでない人は避けたほうがいいです。重い作品が苦手な私には向かないです。ただ、作品としては素晴らしいと思います。これは本当です。
2018年1月9日火曜日
明日は舞踏会 (中公文庫)
鹿島茂著
(カバー裏より抜粋) フロベール、バルザックなどの作品を題材に当時の女性たちの夢と現実を鮮やかに活写。
女の子の憧れの世界ですよ!!舞踏会!!王子様!!その華やかな世界の舞台裏は?…寄宿舎で生涯を過ごす貴族女性は多かったのでは?どうなのでしょうね。既婚の貴族女性が多産とは思えませんし、死産・夭折も多かったでしょう。生き残って舞踏会に立った勝ち組女性の人生を時代背景とともに軽い感じで紹介されています。
主人公は二人。勝ち組街道まっしぐら、母親は社交界の女王であるルイーズ。その親友のルネは政略結婚で年寄りの旦那と地味ながら堅実な生活。その理由や貴族女性の現実。どうしても華やかなルイーズの生活が中心となります。華やかなルイーズの生活を手紙で読むルネ。私なら無理。
読み易くて軽く楽しめる内容です。フロベール、バルザックは読んだ事はありませんが(ちょっと苦手分野)、読んだ気にさせてくれます。
そしてこの本の何よりの魅力は挿絵です。文庫ではなくて書籍で買ったほうが良い著作かだと思います。どうしても舞踏会、お姫様ドレスというとディズニーのシンデレラ、白雪目のイメージが強いのですが、実際は意外と靴がしっかりみえているタイプもあります。そして、ヘアスタイルの多様な事。ドレスより頭のほうがスゴい。挿絵だけでも十分楽しめると思います。お姫様好きな方はぜひ。
(カバー裏より抜粋) フロベール、バルザックなどの作品を題材に当時の女性たちの夢と現実を鮮やかに活写。
女の子の憧れの世界ですよ!!舞踏会!!王子様!!その華やかな世界の舞台裏は?…寄宿舎で生涯を過ごす貴族女性は多かったのでは?どうなのでしょうね。既婚の貴族女性が多産とは思えませんし、死産・夭折も多かったでしょう。生き残って舞踏会に立った勝ち組女性の人生を時代背景とともに軽い感じで紹介されています。
主人公は二人。勝ち組街道まっしぐら、母親は社交界の女王であるルイーズ。その親友のルネは政略結婚で年寄りの旦那と地味ながら堅実な生活。その理由や貴族女性の現実。どうしても華やかなルイーズの生活が中心となります。華やかなルイーズの生活を手紙で読むルネ。私なら無理。
読み易くて軽く楽しめる内容です。フロベール、バルザックは読んだ事はありませんが(ちょっと苦手分野)、読んだ気にさせてくれます。
そしてこの本の何よりの魅力は挿絵です。文庫ではなくて書籍で買ったほうが良い著作かだと思います。どうしても舞踏会、お姫様ドレスというとディズニーのシンデレラ、白雪目のイメージが強いのですが、実際は意外と靴がしっかりみえているタイプもあります。そして、ヘアスタイルの多様な事。ドレスより頭のほうがスゴい。挿絵だけでも十分楽しめると思います。お姫様好きな方はぜひ。
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