2010年12月20日月曜日

歌舞伎 (ちくま学芸文庫)

渡辺保著
歌舞伎についてのエッセイ集。ある程度の知識が必要かも。

 ちょうど海老蔵事件が起こっていて、読んでいても白ける。この著作が悪いわけではないんだけど…何となくねー。
 歌舞伎はのイメージ…日本の伝統、好事家と金持ちと芸術家と外国人に人気、くらい。庶民の文化ではないよね。著作の中の歌舞伎はもの凄く高尚で至高の存在みたいな感じで述べられている。ヒッチコックの映画との比較が述べられてたけど、ヒッチコック何度も観る人いるだろ普通に、と言いたい。何か著者の歌舞伎サイコーみたいな部分が鼻についた。興味深く面白い話もあるんだけど。歌舞伎がもの凄く好きな人のみにお薦めの一冊。