2010年12月24日金曜日

食卓歓談集 (岩波文庫)

プルタルコス著 柳沼重剛訳
著者が友人たちと宴の席で交わした会話。四方山話に華が咲く。抄訳。

 一つのテーマが設定されていて、それをそれぞれの立場から議論する。重々しいものではなくて、会話を楽しむといった風情のもの。私でも楽しめたので、知識の無い人でも十分OK。解説にどのような姿で宴の会話を楽しんだか説明されているので、そちらも読んで下さい。ローマ・ギリシア時代に思いを馳せるのによい一冊。蘊蓄集と考えてもいいかも。全編読みたかったかな。