2012年5月22日火曜日

汚辱の世界史 (岩波文庫)

J.L.ボルヘス著 中村健二訳
(カバー裏より抜粋) 読者には先刻お馴染みの悪党や無法者についての史実や原話を本歌取りしたボルヘス最初の短篇集。ボルヘスによる悪党列伝。

 一種のパロディ?残念ながら私は元々の正しい話をよく知らない。赤穂浪士すらも適当にしか…。でも、面白く読めた。ボルヘスにしては分かり易い。ただ、この本に収録された作品の大半を他で読んだような…。他の作品集に収録されているのかもしれない。「薔薇色の街角の男」実は連作になっていて面白い。