2014年10月21日火曜日

都市 (ちくま学芸文庫)

増田四郎著
(カバー裏より抜粋) 西ヨーロッパにおける近代資本主義社会の幕開けのきっかけともなった「市民」とは、どのような概念なのだろうか。

 基本的にヨーロッパ万歳の内容です。さすがに今の時代に読むと「あいたた…」感は強いです。ただ古代から中世にかけては面白いですよ。ものすごく「市民」に拘っていて、権利の行使を謳っているのですが、対局の義務は?みたいな。日本についても、指摘されている事にあてはまる事も多いと思います。そして…何というか著者が喜びそうな市民の権利の主張の状況になってきているとは思います。あと、現代の北アメリカ、ヨーロッパの状況を知っていてこの著作を読むと…。仕方のない事です。先の事なんてだれも予見できないのですから。

2014年10月11日土曜日

日本数寄 (ちくま学芸文庫)

松岡正剛著
 (カバー裏より抜粋)著者の博識に身を委ね、歴史と現在を大胆に横断しながら見えてくる、無情迅速、日本のダンディズムの歴史。

 日本について知らないことがまだまだ多いのは分かっています。この著書を読んで、本当に物知らずなのだと思い知らされました。例えば仏壇。実家は田舎の浄土真宗で、それなりの仏壇があります。その仏壇の構成の意味…正直仏壇ってキンキラで趣味悪いと思っていましたが、構成の意味とか考えると確かに面白いものです。そして、私の長年の謎であった阿弥陀仏。なぜお釈迦様ではないのか??と子供の頃から非常に不思議でした。あと興味を持ったのは織部です。一時美濃の近くに住んでいたせいでしょうか。他にも興味深いお話ばかりでした。頭の固まったおばさんに、物を考える、繋げていくことをもう一度再考させてくれる内容でもありました。

2014年9月17日水曜日

マギ(少年サンデーコミックス)

 いい歳して、アニメに興味を持ちまして、漫画版を大人買いして参りました。恥ずかしー!!現在22巻まで単行本になっています。で、面白い。実はアニメ版は時々観ているというふうでして、主人公がアリババだと思っておりました。でも、タイトルがマギだし??みたいな感じで。漫画版でアラジンが主人公と分かりました。アリババもダブル主人公みたいな感じなんだろうけど。脇役の個性が強すぎて主人公霞む…。脇役が強い漫画は続くと私は思っております。内容は週間少年漫画のパターンをちゃんと踏んでいるという、良い意味で。お気に入りは、アニメではシンドバット王でしたが、漫画版ではモルジアナ!、あと紅明。私のツボをついてくれました。
 ストーリーの広がりも程よくて、上手にまとめて頂きたいと願っております。しばらくこれだけを飽きるまで読み返すつもりです。

2014年9月1日月曜日

漱石書簡集 (岩波文庫)

三好行雄編
(内表紙より抜粋) 友人の正岡子規、妻の鏡子、弟子の寺田寅彦・小宮豊隆などに宛てた手紙百五十八通。漱石を知るための基本資料であるばかりか、それ自身が見事な作品なのだ。

 候文は飛ばしました、すみません(汗)。読むのがしんどい(疲れるという意味の方言)ので。漱石という人物が垣間見えて面白いです。芸術家だー。大学も彼に掛かるとけんもほろろ。それだけの頭をもってみえたのだから仕方ないか。あと病気がちだった様子が手紙から伺えます。ふと夏目漱石の作品で何を読んでいるか考えてみました。一番は「こころ」、あと「夢十夜」「我が輩は猫である」。「坊ちゃん」と「路傍の石」は苦手。手紙の中で「こころは小供がよむものではありません」というのがありました。「どうして住所を知りましたか」と。有名人は今も昔も大変ですね。でも確かに小供が「こころ」なんて読んだら中二病発病しそう。