2012年9月2日日曜日

ミス・マープル最初の事件 (創元推理文庫)

アガサ・クリスティ著 厚木淳訳
(カバー裏より抜粋) 平和で牧歌的なロンドン近郊の村セント・メアリ・ミードで、思いもよらぬ凶悪な殺人事件が起こった。その鋭い観察眼と明晰な頭脳で事件の真相に迫ったのは、意外にもおしゃべりでせんさく好きな老嬢、ミス・マープルであった。

 ミス・マープルの印象が、私が読んだ他の短編とちょっと印象が違うような気がする。面白いからいいけど。嫌われていた被害者、登場人物それぞれが動機を持ち、そしてそれぞれアリバイがある。最期に爽快に解決。ただ、解決はおとり捜査のようなやり方ではなく、アリバイを崩してほしかったかな、と思ったりも。しっかし、女性は若いのから年寄りまで怖いな、いろいろな意味で。