諸処雑記帳
読書感想文を中心に、他DVD・映画の感想を置いていきます。50代おばさん・知識無し・教養無しが書いていることなので、適当につっこみ無しでご覧ください。
2012年9月5日水曜日
秘密の武器 (岩波文庫)
コルタサル著 木村榮一訳
(カバーより抜粋) 幻想小説の至高点を求め続けた短篇の名手コンサルタルの、その転換期の傑作「追い求める男」のほか、息詰まる緊張感をはらんで展開する四篇を収める。
奇妙な感覚の短篇集。主人公の視点から描く、登場しない第三者が歯がゆいというか、何が真実なのかつかませない。高尚な作品群なんだけれど (皮肉とかではなく本当に)、つい、友人が自分の気に入らない第三者について話す時の私の感覚と、この作品集を読んでの感覚が似ているような気がした。
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