2012年9月3日月曜日

霊魂観の系譜 (ちくま学芸文庫)

桜井徳太郎著
(カバー裏より抜粋) 日本人は死をどのように理解し納得してきたのか。霊魂観の歴史を読み解いた名著。

 日本人の死の捉え方というより宗教観といったほうがいいかも。民俗学、のろい人形から柳田、折口両巨匠まで、網羅している。東北のいたこなどは幼い頃からTVなどで観てきたし、日本の一つの姿として理解できるのだけど、沖縄となってくると、元々琉球という国だったんだし、類似性はあるとしてもどうなんだろうと思った。沖縄についての考察は多くを割いてある。オカルトが好きな人は興味を持てるのでは、と思う。俗な話だけど、「初夜権」って日本にもあったんだ…。