バルザック著 石井睛一訳
(カバーより抜粋) 「未来に於ける私の最高の栄誉」となる作品と、バルザック自負した『艶笑滑稽譚』。社会・風俗への諷刺をきかせたエロティックで大らかな笑いの世界は、文豪の隠れた名作として愛されてきた。
時代背景や言葉の遊びが中々に難しい。解説はついているんだけれど、度々みるのも面倒だし。内容はフランスの時代の風俗や王様、坊さんを揶揄して楽しもう、といったところ。訳者の人は大変だっただろうな。雰囲気がよく伝わってくる文章。「ルイ11世陛下のご遊楽」の「くそ」とか大変だったと思う。ただ、言葉遊びを含む物語を楽しめるのは、それなりにフランスに通じている人でないと無理かな…というか、私にとっては面白くなかったんだ。