2013年3月3日日曜日

鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫)

アイザック・アシモフ著 福島正実訳
(カバー裏より抜粋) 突然、警視総監に呼びされたニューヨーク・シティの刑事ベイリは。宇宙人惨殺という前代未聞の事件の担当になったことを知らされた。しかも指定されたパートナーはロボット、R・ダニールであった。

 読んでいて、映画の「アイ・ロボット」思い出した。ロボット嫌いといい、ラストの部分といい、かなり似ている。原作と言われてもおかしくない。あの映画もアシモフ原作だったような。とにかく、ベリィのダニールに対する感情の激しさには読んでいてウンザリする。ベリィの奥さんも何かなー。それだけにラストの引っ繰り返り具合が面白い。犯人も意外だった。いつも思うのだけれど、SF作家の人は、宇宙人の思考について、どのような定義をもっているのだろう?ロボットの思考は、アシモフはとてもわかりやすい。宇宙人もロボットに近い描き方されているのよね。興味深いところです。