クリスチアナ・ブランド著 深町眞理子訳
(カバー裏より抜粋) 英国史上、ひときわ異彩を放つ重鎮ブランド。本書には、その独特の調理法にもとづく16の逸品を収めた。
うわー…すごい後味の悪い作品ばかり…。ちょっと参った。私の好みとはかけ離れてた。今まで読んだことのない作者の作品をネットで注文しているのだから仕方ないのだけど。作品のレベルは高いのは間違いない。高いから後味の悪さも高い…。後味の悪さは「婚姻飛翔」「もう山査子摘みもおしまい」「この家に祝福あれ」最高!!もう、マジでうわーな気分にしてくれた。「ジェミニー・クリケット事件」は最後のオチが面白かった。これは好き。「バルコニーからの眺め」もオカルトというかメンヘルちゃん系で面白い。「スコットランドの姪」「目撃」も良作。「囁き」の自己中女子がザマーでよい。あれ、かなり気に入ってる作品もある。とにかくハッピーエンド好きには絶対にお勧めできない作品集。