2015年12月25日金曜日

汝、コンピューターの夢 (創元SF文庫)

ジョン・ヴァーリイ著 大野万紀訳
(カバー裏より抜粋)性別変更や身体改造、記憶の移植とコピー、惑星環境の改変すら自由な未来を描く天才作家の代表シリーズ。

 未来で何ができるかという下敷きがしっかりしている(全短篇共通している) ので世界に入り易いです。訳者の方が巧いのかな?とても読み易い。小説だと理解しながらも考えてしまいました。性別を変えることや夫婦関係、親子関係、政治宗教観などはそういう世界だで理解できるのですが、クローンへの記憶の移植は?です。クローンに移植しても別個の個体だからクローン元の人間ではないし、意味あるの??生き返ったと言えるのか??「カンザスの幽霊」で答えはあったような。今ひとつでした。 といっても作品全て面白かったです。これはシリーズになるのかしら。続けて読んでいこうと思います。